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「水曜日の日没後にピーナッツを売ってはいけない」
「隣人に掃除機を貸してはいけない」
「弓矢で魚を採ってはいけない」
「ヘラジカにアルコール飲料を与えてはいけない」
「都市の中でタンポポを育ててはいけない」
「日曜日にはアライグマ以外の動物を狩猟してはいけない」
「日曜日には黒い車を運転してはいけない」
「すべての公共の建物のドアは外側に向かって開くようにしなければならない」
これぜーんぶ、アメリカの州や地域で本当に制定されているヘンな法律や条例。広大なアメリカでは地域ごとの事情に応じて珍妙な決まりごとがたくさんあるようです。
しばしば吹雪に閉ざされるコロラド州の小さな町で、およそ1世紀前に定められた「雪合戦をしてはならない」もそんなヘンな条例の1つ。元々は「人・動物・樹木や財産に対して石や“ミサイル”を投げつけてはいけない」という大きな規制法の一部として定められたもので、雪玉も“ミサイル”に含まれると解釈されてきました。
こんな時代遅れの条例が残っていることに疑問を持ったのは、この町に住む9才のデーン君。彼は小学校の授業で議会を見学した際に、雪合戦は違法であるとする古い条例のあることを知りました。今となっては条例を持ち出して雪合戦を止めさせる人などいなかったのですが、とにかく条例を撤廃させて合法的に弟や友達と雪合戦をしたいと考えたデーン君は、自ら町議会に働きかけ、ついに全会一致で条例を撤廃させることに成功しました。
彼が条例撤廃のためのプレゼンテーションに立った町議会では、議員たちから「60才以上の人には雪玉を投げませんか?」とか「どうやったら安全に雪合戦を楽しめるか、学校の仲間と話し合いましたか?」といった質問が投げかけられ、デーン君は「雪玉の中に石つぶてなどを入れたりしません」と約束しました。
条例撤廃が決まるとすぐに、デーン君は4才の弟と一緒に雪合戦をして遊び、この町の歴史上初めて合法的に雪合戦をして遊んだ最初の2人になったそうです。子供を見守る大人たちの温かい視線の感じられるニュースでした。
画像とソース引用:『Twitter』及び『greeleytribune.com』より
https://twitter.com/SaraKnuth/status/1069768588645539840[リンク]
https://www.greeleytribune.com/news/severance-repeals-ban-on-snowball-fights-following-9-year-old-dane-bests-presentation/[リンク]
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