麦芽由来のタンパク質やホップの苦味成分などによってできる微小な炭酸ガスの気泡がくっつくことで、ビールの泡は生まれます。サントリーでは『ザ・プレミアム・モルツ』のきめ細かでクリーミーな泡を「神泡」と称し、提供できる飲食店を増やしていますが、家庭用の「神泡サーバー」付きキットも用意されています。


以前は手動でレーバーを上下させてスクリューを回転させるサーバーが配布されていましたが、2018年春より乾電池式のサーバーにバージョンアップ。超音波で秒速4万回振動させることにより、クリーミーな泡を簡単に出すことができるというスグレモノです。



今回、大の酒好きでもある『ガジェット通信』宮原編集長と、数々のB級グルメの考案者でもあるライター・ノジーマ氏にこの「神泡サーバー」を試しに飲んでもらいました。『プレミアム・モルツ』は冷蔵庫で約1時間冷やしたもの、グラスは冷やさずそのまま使います。



まずは「神泡」なしを試飲。「仕事で飲めるって最高ですね!」と笑顔が隠せないノジーマ氏ですが、キレイな泡になっていて流石といったところ。



「どう?うまくできたでしょ?」とドヤ顔のノジーマ氏。



ですが、よく見ると空気が入っているのか、泡がかなり荒いです。とはいえ、静かに注ぎすぎても十分な泡はできません。



そこで「神泡サーバー」の登場です。単四乾電池2本をセットし、アタッチメントとパッキンを洗浄して準備万端。これを開けたフタに合わせてセットします。



使い方はいたってシンプル。傾けたグラスの7分めまで、ゆっくりと注いでいきます。



その後、グラスを水平にして、ヘッドのスイッチを押しながら注ぐと……。見るだけで喉がなりそうな泡が出てきます。



「見た目から全然違う!」と驚くノジーマ氏。



ひと口つけると……。



「全っ然違うっ……!」と言ったきり、あとは「美味いなぁ~美味いなぁ~」と繰り返すのみでした。泡がきめ細かいと、口あたりがやわらかくなるのはもちろん、麦芽の味わいが深まってコクが感じられるようになり、酸化防止の役割も果たすので、全体的に美味しくなるのです。



普段はコワモテなビール党、宮原編集長。無口に『プレモル』を飲んでましたが……。



「神泡」を口にして文字通り瞠目。



「美味いっ!」とこの表情。あっという間に空の缶が増えていきました……。



さらに、ノンアルコールの『オールフリー』にも「神泡サーバー」を使ってみました。グラスに注ぐと上手く泡ができないこともありますが、サーバーを使ってみるとキレイな泡を出すことができました。二条大麦麦芽を使用し、炭酸圧の高い『オールフリー』だけにビールと遜色のない泡を生み出せる模様。これなら編集部で仕事中に飲んでも良いのでは……と考えましたが、宮原編集長が微妙な顔で眺めていたので実行しないでおきます。



この「神泡サーバー」は、『ザ・プレミアム・モルツ』および『ザ・プレミアム・モルツ<香る>エール』24缶などに付いてきます。よりビールを美味しく飲みたいという人ならば入手しておきたいところなのではないでしょうか。


ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)

https://www.suntory.co.jp/beer/premium/ [リンク]


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 秒速4万回超音波でクリーミーに!? 『ザ・プレミアム・モルツ』の「神泡サーバー」を使ってみた