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パイナップルのような香りがするコーヒーが作れるという、キーコーヒーが開発した世界初の新加工技術『KEY Post-Harvest Processing』(以下『KEY-POS』)。どんなコーヒーなのか興味津々ですが、キーコーヒーの開発担当者やインドネシア現地法人の生産担当取締役に取材してみたものの、肝心の味についてはいずれも明言を避けられてしまいました。
参考記事:
パイナップルみたいなコーヒー? キーコーヒーから爆誕した世界初の新加工技術『KEY-POS』の秘密を開発担当者に聞いてみた
https://getnews.jp/archives/2075289[リンク]
キーコーヒーからパイナップルみたいなコーヒー? 謎の新加工技術『KEY-POS』についてインドネシアの生産担当役員にメールインタビュー
https://getnews.jp/archives/2076724[リンク]
この『KEY-POS』を使ったコーヒーが『SCAJ ワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2018』(以下『SCAJ』)でお披露目されるそうなので、さっそく取材に行ってきました。
『SCAJ』は、コーヒーメーカーや焙煎機などの機器メーカーがブースを出展する展示会やセミナー、『ジャパン バリスタ チャンピオンシップ』など5つの競技会が開催される、アジア最大のスペシャルティコーヒーイベント。東京ビッグサイトで9月28日まで開催されています。
やって来ました、キーコーヒーブース。正面に大きなモニターが設置され、映像が流れています。
実はこちら、タッチスクリーンでグリグリ動かして見られる360°映像。『トアルコ トラジャ』をテーマに、味わいや香りのイメージ、産地であるインドネシア・トラジャ地方の風景を臨場感ある映像で楽しめます。
ブースではVRヘッドセットを使ってこの映像を見ることができます。プレスツアーでトラジャを取材したことがある筆者は「トアルコ・ジャヤ社の門だ!」「トンコナン、懐かしい!」と1人で盛り上がることしきり。おっと……今日は『KEY-POS』を使ったコーヒーを見に来たのでした。
『KEY-POS』のコーナーは来場者の注目度も高く、なかなかの人だかり。
その味と香りを表現するグラフィックが展示されていました。大きな特徴はやはりパイナップルの香り、さらにベリーとドライフルーツ、スパイスの香りが含まれるようです。収穫直後の“チェリー”と呼ばれる赤く熟したコーヒーの実を氷温熟成することにより、コーヒーの“香り”と“味わい”が向上するのだとか。
『SCAJ』初日の9月26日、この技術を使った『トアルコ トラジャ KEY Post-Harvest Processing』がキーコーヒーの公式オンラインショップで発売。ブースには、チェリーをイメージしたサンプルと新製品のパッケージが展示されていました。数量限定なので、シリアルナンバー入りのカードが付属。なかなかのプレミアム感です。
キーコーヒーブースではこのほか、Bluetoothでスマートフォンやタブレットと連携するスケールと専用アプリ『Brewmaster JP』を使って、プロの抽出レシピを“なぞり描き”するように体験できるコーナー、クリーミーな泡を楽しめる『COLD CREMA』の試飲コーナーを出展。おいしいコーヒーを試飲することができました。
……あれ? そういえば、『KEY-POS』を使ったコーヒーの試飲もできたはずなのですが、試飲して来るのを忘れてしまいました……。また別の機会に、キーコーヒーさんに試飲させてもらうことにしましょう。どうしても気になる方は、28日も開催されている『SCAJ』か、9月29日と30日に開催される『東京コーヒーフェスティバル 2018 Autumn』でも試飲できるそうなので、足を運んでみては。
『SCAJ ワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2018』開催概要
日時:2018年9月26日(水)~9月28日(金) 10:00~17:00 ※最終日は16:00まで
会場:東京ビッグサイト 西3・4ホール
『東京コーヒーフェスティバル 2018 Autumn』開催概要
日時:
2018年9月29日(土) 11:00~17:00
2018年9月30日(日) 11:00~17:00
会場:国連大学中庭 Farmer’s Market @UNU内
(東京都渋谷区神宮前5-53-70)
スペシャルティコーヒーの、新しい可能性。KEY Post-Harvest Processing
https://www.keycoffee.co.jp/key-pos/[リンク]