日本で言うところの「フライドポテト」、実は和製英語で、実際にはアメリカで「フレンチフライ(単にフライとも呼ばれる)」、イギリスで「チップス」と呼ばれます。


アメリカの「フレンチフライ」はマクドナルドに代表される細切りのもの。一方、イギリスの「チップス」は日本だとモスバーガーが提供しているような太めのものだそうです。


「ポテトチップス」は日本でもアメリカでも「ポテトチップス(アメリカでは単にチップスとも呼ばれる)」ですが、イギリスでは「クリスプス」と呼ばれるんですね。これは知らなかった。


各国によって呼び名が違うので、海外旅行の際は注意しないと注文できない事態になったりします。実際、日本で「フレンチフライ」と言うと、店員さんにきょとん顔されたりしますし、アメリカで「フライドポテト」を頼んだら通じなかったという話を聞いたこともあります。面倒臭いんで、統一して欲しいと思っているのは筆者だけではないはずです。


海外の『Twitter』上でポテトの呼び名に関する論争が勃発し、アメリカ人とイギリス人だけでなく、英語圏の人々が入り乱れての乱戦模様となっています。






https://twitter.com/BlueBernardo/status/1036005201939980290

発端となったのが、「最初のは“チップス”、2番目は“フレンチフライ”、3番目は“クリスプ”。それ以外は間違い」というイギリス人男性の写真付きツイート。






https://twitter.com/destine_joness/status/1037093331547906054

「最初のは“フレンチフライ”、2番目も“フレンチフライ”、3番目は“チップス”。それ以外は間違い」と、アメリカ人女性が反論。イギリス人とアメリカ人の間で同じような論争はあちこちで勃発しています。さながら紛争地帯のようです。






https://twitter.com/BethMckenney27/status/1037190162244161537

別のアメリカ人女性も、「“ポテトチップス”を発明したのはアメリカ人、“ポテトチップス”と名付けることができるのもアメリカ人」とツイート。国旗の絵文字入りで、愛国心あふれんばかりのツイートです。






https://twitter.com/Helixia17/status/1036953951281631233

オーストラリア人女性は、「最初のは“チップス”、2番目も“チップス”、3番目も“チップス”。オーストラリアへようこそ」とツイート。






https://twitter.com/h3REcsgo/status/1036781075639488513

発端となったツイートのことを「イギリスのプロパガンダ」と批判するのはアルメニア人。


「サッカー(アメリカ英語)」と「フットボール(イギリス英語)」の件もそうですが、右ハンドルと左ハンドルの違いなど、同じ英語圏でも細かなところで違いがある両国。チキンを揚げたのが「フライドチキン」なんだから、日本流の「フライドポテト」が世界共通で一番わかりやすいのかもしれないですね。「“フライドポテト”で統一しない?」ってアメリカ人とイギリス人に言おうものなら、どちらも目をむき出しにして反論してきそうですが。


※画像:『Twitter』より引用

https://twitter.com/BlueBernardo/status/1036005201939980290


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 違い分かりますか? 英語圏でポテトの呼び名論争が勃発