8月30日から上演される『Live Musical「SHOW BY ROCK!!」―狂騒のBloodyLabyrinth―』の開幕が目前に迫る中、稽古場にお邪魔してきました! ほぼ全キャラクター総出演となるシーンの稽古の様子や、フカシギミックの3人のインタビューをお届けします。




舞台上でわちゃわちゃしている印象の強いシンガンメンバーですが、稽古場でもいろいろなパターンを試していく4人。メインで会話しているステージの端で気になることをしているシンガンのノリが、ここで作り上げられていきます。



毎回息の合ったアドリブを繰り広げ、最終的にどのパターンが良かったか意見を交わす場面も。メイプル社長役の今 拓哉さんも若手役者たちにさり気なくアドバイスしながら、全体をサポートしています。






今回、フカシギミックがミュージカルに初参戦するということで、お笑い要素が強めになるのかと思いきや、これまで同様、熱いストーリーの核を持ったシンガンクリムゾンズの絆に関わる物語になりそう。



また、これまでよりもアンサンブルキャストを活かした演出が盛り込まれ、より舞台作品らしい印象を受けるシーンも登場するので注目です。どんな全体像になるのか楽しみ。



そして、フカシギミックが「未練リフレイン」を披露するバンドシーンではクロウもノリノリになるという演出ですが、3人の本当に楽しそうなパフォーマンスに、稽古場の温度も上がったように感じました。フカシギミックも最高の予感……!!!


フカシギミック以外のキャストたちも、稽古の合間に歌詞を口ずさみ、彼らの曲をとても気に入っている様子が伺えました。


さらに、6月のフェス公演を観た人には嬉しい、あの曲が再び聴けるかも。


兄貴肌の先輩が多くて年下はしっかり者!どこにいても安心できるカンパニー


フカシギミックを演じる健人さん、畠山 遼さん、吉村駿作さんにお話を伺いました!



――初参戦になりますが、フカシギミックは少し複雑なキャラクターですよね。


吉村:僕が演じるシャッキーだけわかりやすいですね。元々の設定が2人が謎めいているんですよ。2人は何族でしたっけ?


畠山:僕が演じるゲ・フロッチは、ウッソウフクロウ族の由緒正しいキツネ男です。


吉村:おかしいですよね、自分でフクロウ族って言っているのにキツネ男って。


健人:僕が演じるマロは、自分のことをカニと信じてやまない、カニカマ工場生まれのクラカニボコカマ族。


吉村:僕だけ、ワロワロシャチ族のただのシャチなんです。そういう意味では一番わかりやすいです。


畠山:そして僕たちは格闘道場で修行しているんだけど、ミュージシャンを目指している。


吉村:シャッキーはお笑い好きなのに、なぜか道場破りをしに来たやつみたいになっていて、巻き込まれてドラムをやらされています。


――フカシギミックはダジャレをよく言うイメージですが、本編でもダジャレが飛び出すのでしょうか?


畠山:それは健在ですよ。そして、突っかかってくるシャッキーがいて、シャッキーがボコボコにされるという一連の流れがあります。マロはひたすら可愛い。


健人:可愛いけどボコボコにもするけどね(笑)。



――稽古されていて、カンパニーの雰囲気はどうですか?


健人:すごく温かい現場です。


畠山:明るいし、笑いが飛び交っていてとても面白いです。


吉村:昨日も帰り道にみんなで人狼ゲームをしながら駅まで帰りました。本当に雰囲気が良くて、年齢関係なくみんながひとつになり作品をつくることができていてすごいと思います。


健人:年上の人たちがすごく優しくて、周りを見てくれている。


畠山:兄貴肌の人が多くて包容力があるね。


健人:先輩方が現場の空気を作ってくれていて。年下の子たちもしっかりしていたり、素晴らしいバランスで、どこにいても安心できるようなカンパニーだなと思います。


――バンド練習はいかがですか?


吉村:ドラムに挑戦するのは初めてで、難しくて「どうなっているんだろう?」と思っていたんですけど、教えてもらったり練習たりして、ドラムの楽しさをだんだん知ってきました。今は本当に楽しんでいます。


――他のドラム担当の先輩キャストさんにアドバイスをもらったりは?


吉村:けっこうアドバイスをいただいていますね。


(ここで本当に偶然、ロム役の郷本直也さんが通りかかる。)


郷本:いやいや、俺の話とか全然気にしなくていいのよ。やっぱりドラムはちゃんと叩いているかわかるから、自主練とかしてる? 俺の背中見て。シャッキー頑張ってるよ!


吉村:あざます!!


――先輩にも教えていただいているみたいですね(笑)。


吉村:直接口で教えてもらっているというよりは、僕が先輩たちの稽古をしている姿を見て学んでいる感じです。ドラムを叩いている姿が本当にお三方ともカッコイイので。今の僕の中の課題としては、力強く叩くだけじゃなくて少し余裕を持って叩くこと。ドラムを叩きながらもシャッキーとしての雰囲気を出せたらなと、他の先輩方の強弱の付け方などパフォーマンスを見て、学んでいます。


――ベースの畠山さんはいかがですか?


畠山:僕はもう運動量がすごいとしか言えないです。本当にじっとしている時間がない。UNISON SQUARE GARDENさんやRed Hot Chili Peppersさんのような、動きの大きなベーシストをイメージした演出をしてもらい、自分でも考えながらやっています。動いて汗をかきながらやっているからこそ楽しい、というのもあるので、本番がとても楽しみです。


吉村:確かにベースの運動量はすごいですよね。この前もバンド稽古をしているときに、さっきまでドラムの右側にいるなと思っていたのに、気付いたら左側のステージセットの台に乗っていたり。「あれ?もうおらんやん!」みたいな(笑)。本番はどれだけ激しくなるのか楽しみです。今の時点でけっこう凄いことになっていますから。



――本番が楽しみです! ギターヴォーカルの健人さんは?


健人:ギターと歌とやるべきことが多いので、それをただひたすらに詰めていかないとな、と思っています。もちろん、マロ感も出したいですし、フカシギの3人の一体感も出したい。楽器の演奏の魅せ方は先輩方がすごく上手いので、そういうところはちょこちょこ盗んで、バンドのカラー自体は違うので、自分の中でフカシギっぽいことができたらと思っています。


※公式Twitterでは、米原幸佑さんと鎌苅健太さんによる稽古場レポート動画を公開。畠山さんの激しいベースパフォーマンスをはじめ、フカシギミックのバンドシーンを見ることができます!









どこか繋がっていると思うくらい居心地の良い3人


――今回バンドメンバーとして共演されますが、3人の普段の関係性はどのような感じですか?


健人:平和です(笑)。


吉村:この3人はマイペースというか、ゆったりしているんですよね。


畠山:居心地が本当にいいです。


健人:みんな違うけど、みんな同じ的なところもあるし、どこかの部分が繋がっているんじゃないかな、というくらい、一緒にいて安心感が強いです。


吉村:変に気を遣って「一緒にがんばりましょう!」みたいな感じではないんですよ。気付いたら一緒に同じことをやってましたね、って。


――似ていると思う部分は?


健人:似ているというか同じだもんね。


畠山:ゲームが3人とも好き。


吉村:同じパンが好きとかね。


健人:うん、食の好みも合う。



吉村:
あとは3人とも犬猫アレルギー。これで血液型も一緒だったら面白いですけどね。


畠山:何型?


吉村:自分の血液型、知らないんです。


――お二人は何型ですか?


健人・畠山:A型です。


吉村:じゃあA型かもしれないです! いつか調べます(笑)。


健人:でもガヤガヤしていてマイペースだけど、ちゃんと考えるところは考えているんだろうな、と安心感があるからこそ、変に気を遣わないんだと思います。お互い自分のやるべきことをやっているんだろうな、と信じ合える仲間。そんな空気はあります。



フカシギミックがみんなの結束を深めるきっかけを作る?


――今作ではどのように本編に絡んでくるのか教えてください。


吉村:重要な役割で、物語の主軸になるようなところに絡んでいます。キャラが濃すぎてボケる場面もたくさんありますけど、大切な役どころをいただいているので、しっかり演じていきたいなと思います。


――見どころは?


健人:フカシギミックの1人1人が他のバンドと絡んだ時に、今までにない一面が見られるんじゃないかなと思います。あと最後に各バンドが集まるシーンは、なかなかわちゃわちゃしています。


畠山:僕たちのバンドではない部分だと、シンガンクリムゾンズが今回ホワイティーズになって、バンドとしての結束が深まるんだろうなって。そのきっかけを作るのが僕たちなのかなとも思っているので、僕たちが架け橋になっていると言っても過言ではないでしょう(笑)!


吉村:シャッキー的にはいかにボコられているかが見どころですね。原作のゲームではミューモンのイラストと文字だけで表現されていたので、そこが僕らによってどう表現されているかを見て欲しいです。


――「あ、想像よりけっこうやられてる!」などが判明するかもしれないので見どころですね。では、最後に観に来る方にメッセージをお願いします。


吉村:今回シャッキーとしてドラムを叩かせていただけるということで、力強いシャッキーやクールなシャッキー、コミカルなシャッキーなどいろいろな一面を劇場でお確かめください! 頑張るっシャ!


畠山:ゲームで見ていても面白いなと感じるんですけど、僕たちが生身の人間として板の上でフカシギミックとして演じるので、ゲームよりももっと具体的にお客さんに届けられる面白さを出したいと思っています。楽しみにしてるゲ!


健人:今回のカンパニーは初参加で、僕自身にとってバンドも初挑戦なので、すごく楽しみもあるんですけど、不安や緊張もあります。その中でどう戦って本番までに深めていけるかなというのが僕自身の勝負だと思うので、確実に本番までに完成させて、皆さんの前で会えるのを楽しみにしています。マロとして新しい風をフカシていきたいなと思います、頑張るボコ!


――フカシていってください!! 本番楽しみにしています!



新作ミュージカル公演『Live Musical「SHOW BY ROCK!!」―狂騒のBloodyLabyrinth―』は、8月30日より開幕。シリーズ初の大阪公演も決定しています。


Live Musical「SHOW BY ROCK!!」―狂騒の BloodyLabyrinth―

料金:全席指定 7,800円(税込)

日程・劇場:東京公演 2018年8月30日(木)~9月9日(日)

天王洲 銀河劇場

大阪公演 2018年9月14日(金)~9月17日(月・祝)

梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

公式サイト:

http://showbyrock-musical.com/[リンク]


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ペンラ禁止でも熱気は最高潮!Live Musical「SHOW BY ROCK!!」初Zepp公演フェス[動画レポ]

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KIMERU「アマテラストの針も進められたかな」 LM「SHOW BY ROCK!!」フェスを振り返る

https://otajo.jp/73304[リンク]


―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』
情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 フカシギミックがみんなの架け橋になる?Live Musical「SHOW BY ROCK!!」稽古場に潜入!