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誘拐犯に育てられた青年の適応と再生の物語を描く、ちょっと不思議なヒューマンドラマ『ブリグズビー・ベア』が6⽉23⽇よりいよいよ⽇本公開です。
主人公のジェームズを幼い頃に誘拐し、外界から隔絶したシェルターの中で25歳になるまで育ててきた誘拐犯を演じるのは、なんとマーク・ハミル。『スターウォーズ』でルーク・スカイウォーカーを演じたマークが今度は偽物の父役、“I am not your farther.”というわけです。
そんなマークの撮影中のオフショット映像が届きました。なにやらすごいメイクをしていますが、これは誘拐犯が自作した教育番組“ブリグズビーベア”のなかで、マーク自身が演じる“⽉の⾵貌をした悪役・サンスナッチャー”の撮影現場。
この顔でマークが何を言い出すかと思えば、毎日なにかと話題のトランプ大統領の物真似! ドナルド・トランプ⽒が⼤統領就任前にマニフェストを語り⼤バッシングされた「メキシコに壁を作る」というセリフを、その顔を借りて⽪⾁るモノマネ動画となっております。
https://www.youtube.com/watch?v=HJx-v2kAuwA
「私は壁を作ることにしよう」
「それでもってメキシコ野郎に、その金を払わせてやろうじゃないか」
あくまで物真似ですので、マーク・ハミル本人の意見ではありませんよ……。
はてさて撮影現場でこんなブラック・ユーモアも飛び出した映画『ブリグズビーベア』ですが、本編は笑って泣けて心がじんわりとあたたまる、愛すべきヒューマンドラマになっております。
奇妙な設定でありながら、“他人を受け入れ、そして自分自身を受け入れる”という普遍的な幸福の道筋を描く今作。マーク・ハミルはこんなコメントを残しております。
この映画に出演したことは、私にとっては予想以上の感動でした。とても希望に溢れ元気づけてくれる映画です。
ありのままの自分でいられ、何かを信じることはとても良いことです。
この映画は、私たちに人とは違うドラム奏者に合わせて行進してもよいということを教えてくれます。伝統的なドラム奏者と変わらず、違うドラム奏者でも十分に通用するということを。――マーク・ハミル
映画『ブリグズビー・ベア』は6月23日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開 です。どうぞお楽しみに!
『ブリグズビーベア』
2017/アメリカ/カラー/97min/PG12
オフィシャル HP:www.brigsbybear.jp
【STORY】
大切なことはすべて、「彼」が教えてくれた̶
ジェームスは、外気から遮断された⼩さなシェルターで、両親と3⼈で暮らす25歳の⻘年。⼦供の頃から毎週ポストに届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベ ア」を⾒て育った彼は、今は「ブリグズビー・ベア」の世界の研究に勤しむ毎⽇を送っていた。少し退屈でも、パソコンでチャットする友⼈や仲の良い両親 と、平和な⽇々がずっと続くのだと思っていた。しかしある⽇、警察がジェームスを連れ去り、両親は逮捕されてしまう…
監督:デイヴ・マッカリー
脚本:ケヴィン・コステロ、カイル・ムーニー
製作プロデューサー:フィル・ロード、クリストファー・ミラー(『くもりときどきミートボール』『LEGO®ムービー』ほか)出演:カイル・ムー ニー、マーク・ハミル、グレッグ・キニア、マット・ウォルシュ、クレア・デインズ 他
提供:ソニー・ピク チャーズ エンタテインメント/配給:カルチャヴィル
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