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もうすぐクリスマス。街にはツリーやイルミネーション、クリスマスソングがムードを盛り上げていますが、2017年はいったいどんなクリスマスになるのでしょうか。Googleは2016年の検索トレンドから、今年のクリスマスのトレンドを予想するニュースレターを発表しています。
ニュースレターでは、2016年に「クリスマス」と一緒に検索されたキーワードの上位15個を日米それぞれで集計して発表。日本の1位は「クリスマス イヴ」だったのですが、Googleが注目するキーワードは2位の「クリスマス プレゼント」。
「クリスマス」といえば「プレゼント」。家族や友達、恋人に何をプレゼントするかが重大な関心事になるのは当たり前と思っていたのですが、アメリカでは「christmas present」の検索数は、意外にもランキング圏外。似た言葉の「christmas gift ideas」は50位前後にランクインしているそうです。アメリカでは誰に何をあげるか、調べたり迷うことなく決められるということなのでしょうか。
「クリスマス プレゼント」というキーワードに注目して検索トレンドを調べると、2014年から2016年にかけてこのキーワードの検索数がどんどん増えていることが分かります。日本ではクリスマスにプレゼントへの関心が高く、検索して調べる習慣が根付いてきているようですね。
では、ユーザーはどんなときに「クリスマス プレゼント」と検索しているのでしょうか。Googleの調査結果では、「PCとタブレット」からの検索はそれほど変化がないのに対して、「モバイル」からの検索が著しく伸びていることが分かります。Googleは、PCに向かってじっくりプレゼントについて検討するよりも、「クリスマスのプレゼントを見つけよう」とひらめいた瞬間、手元のスマートフォンでプレゼントを探すという、モバイルで瞬間的ニーズを満たす行動が増えていると推察しています。
さらに、検索数がピークを迎える日付にも注目。PCとタブレット、モバイルのいずれも、「クリスマス プレゼント」というキーワードの検索数がピークを迎える週が年々後ろにずれ込み、2016年には12/18週と遅くなっています。これは、いつでもその場で調べることができ、思いついたらすぐスマートフォンで購入、数日後には商品が届くという、スピード感のある現在の環境が原因ではと分析しています。確かに、外出先でもECサイトで調べてすぐに注文でき、そして品物がすぐ届くようになったので、プレゼントを調べるのは「直前でも大丈夫」と思ってしまう傾向はあるかもしれないですね。
近年で何が話題になっているかという調査結果も発表されています。日本では季節限定の化粧品セット“コフレ”が人気を集め、2015年から検索が急増。2016年には8位にランクインしているのだとか。
『YouTube』では、「クリスマス メイク」「クリスマス コスプレ」の検索数が年々増加しているそうです。SNS映えする投稿をするために、メイクやコスプレのハウツー動画が人気を集めているのではと分析しています。
アメリカではクリスマスにどんなキーワードが検索されているのでしょうか。
Googleが注目しているのは、「ugly christmas sweater」というキーワード。一種のジョークアイテムとして2015年から検索数が上昇、トップ10にランクインしているそうです。日本でもセレブがクリスマスに着る「ダサいセーター」「ダサセーター」が、近年じわじわと話題になってきていますよね。
ちなみに、日米で共通するクリスマスの定番アイテムは「クリスマスツリー」。日米両国とも、検索上位にランクインしています。納得の結果ですね。読者の皆さんも、よいクリスマスをお過ごしください!
Google 検索から見えてきた日本のクリスマス2017 –Think with Google 日本
https://apac.thinkwithgoogle.com/intl/ja_ALL/articles/xmas.html