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未だに品薄状態が続いている任天堂のゲーム機『Nintendo Switch』。先日もビックカメラ水戸駅店で抽選券の不正が疑われて批判が集まるといった事態となっていることを既にお伝えしました。
ビックカメラのSwitch抽選販売で不正の指摘が相次ぐ 『Twitter』の公式アカウントが炎上中
http://getnews.jp/archives/1850723 [リンク]
加熱する『Switch』商法ですが、2016年6月よりヤマダ電機がソフトバンクのWiFi接続機器『SoftBank Air』と同時購入を奨めるという独占禁止法で禁じられている「抱き合わせ販売」を行っているという事例が『Twitter』などで報告されていました。
いま大井町ヤマダにスイッチ入荷してるけど、抱き合わせオンリーなんだと。 pic.twitter.com/fN6ECURctC
—SoyaMasso (@SoyaMasso) 2017年6月3日
いま大井町ヤマダにスイッチ入荷してるけど、抱き合わせオンリーなんだと。
2017年8月8日になって、ヤマダ電機は「『Nintendo Switch』の販売に関するお知らせ」というプレスリリースを発表。
当社では、本年6月よりゲーム機「Nintendo Switch」及びWiFi接続機器「SoftBank Air」の販売促進策として、任天堂株式会社、ソフトバンク株式会社と共同で、「Nintendo Switch」及び「SoftBank Air」を同時に購入していただいた方に、「Nintendo Switch」用のソフトをプレゼントしております。
先日一部店舗において、「Nintendo Switch」を単品で購入していただくことはできないが、「SoftBank Air」とセットであればご購入いただけるので、「SoftBank Air」の購入をお勧めするとの不適切な説明を行った店員がいるとのご連絡がお客様からございました。この点につきましては、当社の店員に対する指導が十分でなくお客様にご迷惑をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げます。当社はこのような販売方針を一切認めておりませんので、お客様のご理解をよろしくお願い申し上げます。
(後略)
独禁法では、1992年に品薄状態の『ドラゴンクエストIV』を、ゲームソフト問屋の藤田屋が不人気のゲーム3本と合わせて小売店に卸していたことが不公正な取引方法にあたるとして排除措置命令が下されています。もちろん、一般消費者に同じような売り方をするのも独禁法違反。このような事例に遭った際はまず本社に問い合わせて、それでも解決しない場合は公正取引委員会の相談窓口に申告するなど、消費者も自衛が必要なのではないでしょうか。
「Nintendo Switch」の販売に関するお知らせ(ヤマダ電機)
http://www.yamada-denki.jp/information/170808/ [リンク]