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世界に点在する“魔王”たちと魂を与えられた動物“魔物”によって作られた、“魔法”が民を脅かしている世界。“魔”を断つために若者たちが旅立つ――という魅力的なストーリーのスマホ向けMMOJRPG『アルケミアストーリー』のメディア発表会が2017年7月27日に東京・池袋の『コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City』で開催されました。ここでは発表会の模様とゲームの特徴をレポートします。
「“人のやさしさ”を知るMMOJRPG」を開発テーマとしたという『アルケミアストーリー』。アソビモの橋本和明プロデューサーは、「MMOはどうしても(プレイスタイルが)重くなりがち。ストレスなくいつでも遊べることに気を使って開発しています」と話します。
『アルケミアストーリー』では、他プレイヤーとコミュニケーションせずにバトルなどができる「ソロモード」を搭載。とりわけ、バトルではスキルを適当に選ぶだけでもOKで、オートバトルも搭載。戦闘時間の短縮にもこだわり、移動時間などでもプレイしやすいようになっているとのこと。一方でボスとのバトルは必ず共闘して戦うようになっているなど、MMOらしく他プレイヤーを仲間として遊びたくなるようにしているといいます。
また、移動の際は「ナビゲーションモード」「オートラン」を搭載することでクエストをサクサク進行でき、ログインの間が空いたとしても何をすればよいか分からない“迷子”にならないようにしてあります。
もうひとつ、ソロプレイでも“ぼっち”にならないために“YOME(Your Own Meet Everyday)システム”を実装。プレイヤーの絶対的な味方で、一緒に移動したり戦ったりしてプレイヤーを助けるほか、随所で『アルケミアストーリー』の世界を説明してくれたり、簡単な会話もしてくれます。
さらに、『アルケミアストーリー』の特徴として挙げられるのが、“モブがいない”ということ。登場キャラクターのほぼすべてに名前があり、実在のプレイヤーがNPCのように存在する“NPCPC”システムになっています。魔物一匹ごとにも個性があり、同じ種類でもサイズ違いや服装違いなど様々な魔物が登場。「必ずハッピーエンドになる」というストーリーにしていくとのこと。
また、テクスチャーを描き込んだ美麗なグラフィックも特徴。魔法と錬金術の世界が広く、幻想的に見えるようになっています。
キャラクターカスタマイズもスマートフォン用ゲームではトップクラスの豊富さ。自分だけのキャラを作り上げたいところ。“YOME”もプレイヤーキャラ同様のカスタマイズで、自分好みに仕上げられます。
また、VRにも対応。VR表示にしてフィールドを走ったり、イベントシーンの左右が見えたりするので、『アルケミアストーリー』の世界をより広い視野で楽しむことができそう。
さらに、昔懐かしい赤青眼鏡をかけることでアナグリフ(立体視)にも対応しています。これでキャラクターが飛び出すような見え方もできます。
そして、タイアップアーティストとして、LINDBERG(リンドバーグ)を起用し、新曲『パレード』をゲームテーマソングとして使われることも明かされました。作曲を担当した小柳“cherry”昌弘さんは「来年リンドバーグは結成30周年で、その節目にこのお話を頂けたことはありがたいと思っています。ゲームはそれほどやりませんが、(『アルケミアストーリー』は)ストーリーも壮大で、とてもファンタジックで素晴らしいと思います。ゲームに合うようにアレンジを頑張りました」と話しました。
また、ビデオメッセージでボーカルの渡瀬マキさんは「テーマ曲として使って頂けるのは大変光栄に思っています。キャラクターを自分好みに作成できるのは、愛が込めやすい。繊細な背景もキレイで、ゲームというよりアートみたいな印象を受けました」といい、PVが会場のプラネタリウムで流されることを期待している様子でした。
さらに、新キャラクターも発表。そのうちの1人・マナは声を堀江由衣さんが担当。プレイヤーとはライバルチームに所属していて、しっかり者だけどいつもパートナーとはぐれてしまう運命の女の子とのこと。
自称人間で、傭兵をしているという紳士オーク。自ら「ジェントルメン」を称し、魔物と人間が行き交う物語で重要な役割を果たすといいます。
紳士オーク役を演じるのは矢尾一樹さん。発表会では「紳士オークを演じることをここに来てはじめて知りました」と笑いを誘い、「紳士というけれど絵を見たらブタ(笑)。これがどこまでジェントルになるのか楽しみにしています」と意気込みを語りました。
この世界で唯一存在する錬金施設のトップを張る鍛冶職人・スミナ。姉御肌の女子で、プレイヤーにとっては武器錬成などで関わる欠かせない存在といえそう。
スミナ役を演じる石神静香さんも、発表会で起用されたことを知らされた様子。「スミナちゃんはイラストが男勝りな印象。勝ち気な感じをイメージしています。嫌われないかわいらしさも出しつつ、毎日見ても飽きないキャラクターになれるといいと思います」と話しました。
ゲームBGMを担当したリンズビーチの岩崎誠司さんと内山栞さん。タイトルのバックテーマを作曲した内山さんは「次の世界に進めたいと思ってもらえるよう、クラシカルなRPGの雰囲気と電子音楽を合わせて作りました」と語り、「RPGは大好き」という岩崎さんは「魔物や魔法というのは大好物なテーマ。非現実な世界の中で、神話や伝統的な音楽からヒントを得ました」と話しました。
ゲーム内ムービー演出・PVを担当したプリズムプラスの山口直純さん。「360°の中でキャラクターが明るく楽しいミュージカル風に歌う映像を作成しました」といいます。
発表会の最後に、360°のプラネタリウムを100%活かした全天映像PVを上映。テーマ曲『パレード』をさまざまなキャラクターたちが歌いながら踊りながらさまざまな風景に切り替わり、エモーショナルな歌詞・メロディー、そしてキャラたちと美しい背景を堪能できました。
このPVの編集版CMが、2017年8月いっぱいプラネタリウム“満天”で放映中。また、『YouTube VR』でも近日中に公開されることになっています。
ビギナーでも入りやすいMMOJRPGになるという『アルケミアストーリー』。現在、事前登録キャンペーンを実施しており、10万人突破でアバターSRガチャ券がもらえることになっています。テーマ曲がリンドバーグで声優陣も豪華ということもあり、現時点でも期待大ですが、今後の新たな情報も注目したいところです。
『アルケミアストーリー』(アルスト)公式サイト
https://www.alchemiastory.jp/