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スケジュールの問題でエイミー・シューマーを失った米ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントは、公開を控える実写版映画『Barbie(原題)』の代役を見つけたようだ。アン・ハサウェイが主演を務める交渉に入っている。
また、オーストラリア出身で、映画『Fun Mom Dinner(原題)』の監督であるアレシア・ジョーンズが、このコメディ映画の監督を務める交渉中にある。
スタジオの代理人は、まだスケジュールの調整がついておらず、契約も交わされていないことから、この交渉は未成熟だと述べた。
おもちゃメーカーのマテルを象徴する製品の映画化は、6月23日に制作を開始する予定だったが、米FOXのコメディ映画『Snatched(原題)』のプロモーション・ツアーやスティーヴ・カレルと共演するレベッカ・ミラー監督の映画『She Came to Me(原題)』の撮影など、シューマーは過密なスケジュールの中にあった。
ソニーは今も2018年6月29日の公開にこだわっているが、制作がいつ始められるかは定かではでない。情報筋によれば、マテルはすでに商品や製品の開発サイクルを進めてしまっており、シューマーの出演に固執して製作スケジュールを大きく変更することは、本作に関わる他のパートナーに負担をかけることになる。
本作は、映画『スプラッシュ』、映画『魔法にかけられて』、映画『ビッグ』の系譜を継ぐ作品になると言われている。メインキャラクターたちは劇中で完璧であり続けることができず、バービーランドを追い出されて現実世界を冒険する。
シューマーは最近になって、本作の脚本を磨き上げた。ハサウェイのバージョンで同じトーンが保たれるかは不明だ。
ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド、そしてエイミー・パスカルがプロデュースする。マテルの社長兼COOのリチャード・ディクソンがエグゼクティブ・プロデューサーとなる。
パークスとマクドナルドは、2014年に最初の契約をマテルと結んだ。
ハサウェイはシューマーのようなスタンドアップ・コメディアンの出身ではないが、映画『プラダを着た悪魔』や映画『ゲット スマート』でコメディの才覚を見せてきた。ハサウェイは映画『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』のリメイク版で、レベル・ウィルソンと共演する映画『Nasty Women(原題)』の撮影を開始する予定で、映画『オーシャンズ11』のスピンオフ作品である映画『Ocean’s Eight(原題)』にも出演している。
彼女はCAA、マネージメント360と代理人契約を結んでいる。