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夏である。夏といえば、リア充が最も輝く季節だ。
バカンスシーズンに海へ行く。これぞまさにリア充の行いである。夏だっつーのに家に引きこもってネットばっかりやってるなんて、不健康もいいとこだ。日本は島国で砂浜はあちこちにあるんだから、ジメジメした自宅を飛び出してバカンスに洒落込もうじゃないか!
今回も国際的クラウドファンディングから、夏のレジャーを100倍楽しくさせる製品を探してみた。
シュノーケリングは、マリンスポーツの中で一番手軽なものかもしれない。だって、ゴーグルとシュノーケルがあれば誰にだってできるんだから。
筆者もたまにシュノーケリングで遊んだりするが、10mくらいなら割と平気で潜ることができる。もちろんこれは、素潜り。ただし筆者は根性なしだから、下に着いてもすぐに海面へ戻ってしまうが。
だから、クラウドファンディング『Kickstarter』に出てきた『SCORKL』という製品が、すごく気になる。
これはオーストラリアの企業が開発した小型の酸素ボンベで、シュノーケリングの延長線上でちょっと海底を潜るにはちょうどいいデバイスだ。何がいいって、空気を手押し式のポンプで入れる点がものすごく斬新。自転車の空気入れみたいなやつである。これで最大10分間は海底で呼吸できるらしい。
本格的なスキューバダイビングとはいかないけれど、いつものシュノーケリングにちょっと刺激を加えるなら絶好のアイテムだろう。このSCORKL、Kickstarterで269オーストラリアドル(約2万3,000円)からの出資を受け付けている。
あ、でもよく見たらこれ、出資者への配送が今年10月からじゃん。オーストラリアは季節が日本と逆だから、これでいいんだろうけど……。
ただ、もし今すぐSCORKLが手に入ったとしても、素潜りってやっぱり勇気がいると思うんだ。
初めての素潜りは、やっぱり怖い。怖いから足が動かなくなる。もちろん、これじゃいつまで経っても進まない。
だったらいっそ、スクリューを持って潜ればいい。いや、これは冗談で言ってるわけじゃなくて、あくまでも本気で。
珍品勢揃いで有名なクラウドファンディング『Indiegogo』に去年、『Bixpy Jet』というものが出た。これは手に持つことができるウォータージェットで、時速3.5kmで水中を遊泳することができる。全速力でも連続45分動く上、最大深度30mという納得のスペックだ。マジで欲しいぞ。
しかもBixpy Jetはボートやサーフボードの下に取り付けることができ、臨時のエンジンとして運用することも。
この製品は自社サイトで販売されていて、気になる値段は725ドル(8万2,500円)から。ちょっと値が張るかもしれないけれど、海でも湖でも使える小型ウォータージェットとして日本でも大活躍できるに違いない。
最後はこちらの製品。これは多分、筆者が今年見てきたクラウドファンディング製品の中でもトップを争うほどスゴイやつだ。
Indiegogoに登場した『HYPAR』。これはスマートボートと銘打っているが、いろいろな形の舟に可変できるのが最大の特徴だ。カヤック、カヌー、ヨット、そして太陽光発電のモーターボート。最強じゃん!
しかも重量はたったの10kg。折り畳みも利くから、割と簡単に車に収納することもできる。もちろん、Amazonやヤフオクで売られているような安っぽいビニール製のボートじゃない。
価格は750ドル(約8万5,000円)。キャンペーン開催中は500ドル(6万2,600円)の投資枠があったが、かなり早い段階で全枠埋まってしまった。
というわけで、「これさえあれば海でリア充ライフを過ごせす!」という製品をピックアップした。
ただし注意してほしいのが、SCORKLはあくまでも簡易的な酸素ボンベであるということ。本当にガッツリとしたスキューバダイビングをやるなら、SCORKLじゃかなり不安だ。
もうひとつ、HYPARはソーラー電力供給のモーターボートになると書いたが、それを日本で実施するとしたら船舶免許を取らなければならない。ライセンスなしでやったら海上保安庁に追っかけられるので、その辺はあしからず。
【画像・動画】
SCORKL –Breathe underwater with TOTAL freedomKickstarter-Kickstarter[リンク]
Bixpy[リンク]
HYPAR Smart Boat-Indiegogo[リンク]
Bixpy Jet –Water Jet Propulsion System –Crowdfunding Video-Vimeo[リンク]
HYPAR Smart Boat-YouTube[リンク]
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(執筆者: 澤田 真一) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか