2015年に総務省が発表した地方公務員給与実態調査によると、市区町村の一般行政職の給与月額合計は412638円。年収ベースで約500万円という額になります。管理職を除く行政職職員の期末・勤勉手当(ボーナス)の平均は6月期に約61.99万円で12月期に約65.86万円。これについて高いか低いかというのは人によって感じ方は違ってくると思われますが、ある『Twitter』ユーザーが1980年代と現在を比較して次のようにツイートして多くのRTと「いいね」を集めています。






1980年代…「公務員のボーナスいくらよ?手取りで65万?安っ!俺なんか袋が札束立ったぞ、40代でその金額なんて、公務員はやはり安いよなー」

いま…「40代公務員のボーナスが65万だなんて!高すぎる!ありえん!民間はもっと安いぞ!」


これ、わかりやすい経済低迷の図式だよな。


このツイートに対しては「40代で65万は安い」といった声や「バブルはじけるまでは、公務員は給料安すぎと言われていた」「バブル時代の公務員は“民間で稼ぐ覇気のないダメ男”という扱いだった」といった話が多く投稿されていたほか、「公務員が叩かれるのは違うと思う」といった意見や「氷河期世代の公務員は小さな市役所とかでも有能な人が多く80年代に公務員なった人とは相当違う」といったツイートも見られました。


またバブル崩壊前のサラリーマンのボーナスに関しては、このようなツイートも。






何度でも言うが、その昔101回目のプロポーズで武田鉄矢が演じていた冴えないサラリーマンのボーナスが80万だったからね。非管理職で、だ。


公務員の給与が民間よりも相対的に上がっているこんなエピソードも。






男性国家公務員限定合コン

男性500円、女性9500円

ってのを見た時に震えたので、国家公務員の先輩に伝えたら爆笑してた。


このほか、民間企業の給与やボーナスが上がらない理由として「労働組合が交渉をしない」「経済低迷ではなくて経営者がビビって内部留保に回しているから」といった声があったほか、「1980年代民間だった人が“公務員は高すぎる”と死ぬほど罵倒して、とどめに“年金減らすな。俺たちに税金を投入しろ。緊縮財政だ、公務員は最低賃金でいいだろ”とかいう急先鋒の老害になっている」といった意見も見られました。


氷河期世代の筆者もボーナスがある企業に務めた経験の方が稀ですが、一方で日本経済新聞社が上場企業と有力な非上場企業727社を対象に行った調査では2017年夏のボーナスの平均支給額は83万9560円という数字が出ています。いずれにしても、民間企業での所得格差が広がっていることもあり、公務員の安定した収入がクローズアップされることになったと言えるのではないでしょうか。


※画像は『Twitter』より

https://twitter.com/sakkurusan/status/881478858507141120 [リンク]


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 バブル期と現在では激変!? 「公務員のボーナスが65万円」は高いか安いかで議論