「100m先からでもデザインがわかる」と言われるほどのアパレルブランド『ハードコアチョコレート』。

今回は、そんな“コアチョコ”から登場した『まんが道』シリーズについて、デザイナーであり代表のMUNE氏にお話を伺ってみました。


漫画家のバイブル『まんが道』


――『まんが道』デザインのグッズって、珍しくないですか?



ハードコアチョコレート MUNE氏(以下MUNE):今回、藤子不二雄A先生のシリーズとして、『まんが道』もデザインしたんですけど、確かに『まんが道』グッズなんて無いですよね。作るところが居ないような、渋いところを突きたいな、っていつも思ってます。

『まんが道』以外も『ブラック商会 変奇郎』とか『フータくん』作るのって、たぶんウチだけです(笑)。




あと、『まんが道』のキャップは 現役の漫画家さんからも注文があったりしましたね。


―― え、すごいですね


MUNE:ほら、手塚先生もすごいんだけど、すごすぎて遠い、って感じるところもあるじゃないですか。藤子不二雄先生はより身近な神様、近い神様なのかなあ、って感じてます。


漫画家の人達にとって、『まんが道』ってバイブル的な存在なんですね。だから漫画に携わっている、漫画に近い人たちほど注目度が高いんじゃないかな、って思いますよ。



―― キャップのデザインで苦労したところとかありますか


MUNE:今回、Tシャツはもちろんなんですが、キャップはこだわりましたね。昔のコミックス版の色合いやデザインを参考に、とことんオリジナルを尊重してます。(刺繍で)グラデーション表現するところは工夫しましたね。



今回の『まんが道』のロゴは『藤子不二雄ランド』版のではなくて、『ヒットコミックス』版のロゴなんですよ。



―― (Gooleの検索結果を見ながら)本当だ……


MUNE:これ、出せてよかったです。いろいろコラボしている中で会心の出来ですね! デザインしている最中に「これはすごいものができるぞ」ってブツブツ言いながらデザインしているの(笑)。キチガイの研究員みたいな(笑)。


今後のコアチョコについて


MUNE:(コラボを)渋いところで出したからこそ、渋いところに響くような、そういう作り方は続けていきます。より一般的なのは、(ウチじゃなくて)そちらにお任せして。


熱狂的ファンとの戦い……ですね。熱狂的ファンを納得させたいですね。「くやしい!これは買う!」そういうのを見るとすごく嬉しいんですよね(笑)。


―― 今日はありがとうございました。


“ギリギリまで攻めるデザイン”として、根強いファンに支えられているハードコアチョコレート。すべてのデザインに共通しているのは「元の作品に最大限のリスペクトを払っている」という点。“攻め”つつも敬意が見えるからこそ、長く愛されていると言えそうです。


Tシャツ界の悪童 ハードコアチョコレート「アニメ・マンガ」

http://core-choco.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=816694&csid=0


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 今まで皆無だった『まんが道』グッズ 現役漫画家も購入するそのこだわりとは?