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『トイ・ストーリー』と言えば、1995年にディズニー/ピクサーが世界初のコンピューター・アニメーションとして制作し大ヒットした人気映画。そのストーリーについては説明不要でしょう。劇場公開から20年以上が経過した今、誰も知らなかった裏設定が噴出して話題を集めています。
ことの発端は、『YouTube』の「SuperCarlinBrothers」チャンネルに公開された「Toy Story Zero: The True Story Of Andy’s Dad &Woody’s Origin (ft. Mike Mozart)」という動画。
動画にも登場するマイク・モザート氏は、おもちゃのプロダクト・デザイナー兼批評家として、『トイ・ストーリー』に登場するおもちゃのコンサルタントを務めた人物。そんな彼が、同作の原案を務めたジョー・ランフト氏から聞いた逸話として、「アンディに父親がいない理由」を明かしたのです。
簡単にまとめると、こんな感じ。
・アンディの父親はポストポリオ症候群が原因で死去した。
・それは『トイ・ストーリー』の物語から過去1年以内の出来事である。
・アンディの父親の名前もアンディ(Andy Sr.)である。
・アンディ(Andy Jr.)が現在住んでいるのは、父アンディ(Andy Sr.)が幼少期を過ごした実家。
・家の壁にかかった子どもの写真は父アンディ(Andy Sr.)の幼少期のもの。
・ウッディは1950年代の人気テレビ番組のキャラクターであり、父アンディ(Andy Sr.)が幼少期の頃に人形を手に入れた。
・ウッディの靴底に書かれた「ANDY」の文字は父アンディ(Andy Sr.)が書いたもの。
・ある日、ポリオの入院治療のため、おもちゃが焼却処分されることになった。
・ウッディ、スリンキー・ドッグ、Mr.ポテトヘッドなどのおもちゃは箱に隠して処分を免れた。
・その後、父アンディ(Andy Sr.)は結婚して息子アンディ(Andy Jr.)が誕生。
・ポストポリオ症候群によって死ぬ間際に息子アンディ(Andy Jr.)におもちゃの箱を託した。
・ウッディたちは、父アンディ(Andy Sr.)が他界したことを知らない。
・ウッディたちはアンディ(Andy Jr.)のことを父アンディ(Andy Sr.)だと思っている。
以上。紹介しておいてなんですが、人によっては知りたくなかった展開ではないでしょうか……。
Toy Story Zero: The True Story Of Andy’s Dad &Woody’s Origin (ft. Mike Mozart)(YouTube)
https://youtu.be/bbmzuoBC1Rs
動画の中ではYouTuberのジョナサン・カーリン氏が、映画本編の映像を使いながらこれらの設定を裏付けるためのロジックを展開しており(6分過ぎくらいから)、かなり信ぴょう性が高い内容となっています。
Complete and utter fake news. Everyone go back to your homes. Nothing to see here, folks. #Iwastherehttps://t.co/06j37YKKt2
—andrew stanton (@andrewstanton) 2017年6月24日
しかし、海外のニュースサイトでこの裏設定が報じられると、『トイ・ストーリー』の原案・脚本を手掛けたアンドリュー・スタントン氏が『Twitter』で反応。「完全なフェイクニュースだ」と断言しています。
なお、情報源のジョー・ランフト氏は2005年に他界しており、その発言の真相をうかがい知ることは難しそうです。スタントン氏の発言をひっくり返す証言は出てくるのでしょうか。