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2017年5月17日・18日、渋谷TSUTAYA O-EASTにてお祭り系アイドルユニット「FES☆TIVE」の2daysワンマンライブが行われた。本ライブで、グループ4周年を迎えたFES☆TIVE。そのライブパフォーマンスはまさに”圧巻”であった。
今回は、そんな2daysワンマンを終えたメンバー本人たちに、ワンマンの感想と5年目に向けての意気込みに関するインタビューを行った。2daysワンマンに関するライブレポートと共にお届けしたい。
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初日数日前よりSNSを通して綿密なリハーサルの様子が垣間見られていたが、果たしてこの2daysワンマンを彼女達はどのように魅せてくれるのだろうか。大きな期待を胸に、O-EASTの階段を昇っていくと、そこには「お祭り系アイドル」ならではの提灯の装飾が施され、壁一面にメンバー達のパネルが貼られていた。これはFES☆TIVEファンにはたまらない!思わず推しメンのパネルの前で写真を撮ってしまいそうになる。
会場外の装飾に後ろ髪をひかれながらようやく会場入りすると、ステージ上の「祭」の文字やロゴの大きな横断幕に圧倒された。メンバーから伝わる熱は勿論のこと、FES☆TIVE運営・スタッフ陣からも伝わってくる熱気に、思わず息を飲んだ。開演前から会場の熱気は熱く、メンバーの登場とライブの始まりを待ちわびた。
FES☆TIVEの最新シングル曲『ディスコ列島浮世の夢』からスタートした初日の乱舞。大きな扇子を持って登場したメンバーに対して、ファンからの声援が飛び交った。1曲目の各メンバーの正確な位置取りから、会場の大きさに合わせて練習を重ねてきたことが強く伝わり、更にその表情からは本人たち自身の緊張感をも感じさせた。きっと、綿密な準備をしてきたからこその緊張感なのだろう。
【Day1〜乱舞〜セットリスト】
『ディスコ列島浮世の夢』
『夢花火』
『ホムラノシズク』
『真夏の余熱』
『恋紅葉』
『トラとウマ』
『祭だSun☆sun』
『天使と悪魔の片思いパレード』
『学祭エモーション』
『夏色とりどリボン』
『いろは音頭ついでかつお節』
『ドンドコ祭リズム-燃え上がれタイコちゃん-』
『進めジパング』
『マジカルパレード』
【アンコール】
『シダレヤナギ』
初日はなんと全14曲を、短いMCを1度挟んだのみで完走。自己紹介すらも行わず、『乱舞』というタイトルに納得させられた。
アンコールではライブ定番曲の『シダレヤナギ』を披露した。
1日目は、【FES☆TIVEらしい】ノンストップライブであった。ライブ厨にはたまらない満足度の高いライブだった。
そして翌日の最終日、
『FES☆TIVE4周年ワンマンライブ「ワッショイワンダーランド2Days」〜絢爛〜』。
初日のMCで告知があったように、この日は最終日であるのみならず、なんと新衣装披露や重大発表があるという。
【重大発表】と聞くとアイドルファンなら誰でも一瞬「え?誰か辞めるの?」的な嫌な予感を抱くが、初日の完璧なパフォーマンスを見た後ではそんなことは微塵も頭をよぎらなかった。ただ、どんなに良いお知らせが聞けるのかを楽しみに開演を待った。
スクリーンに30秒のカウントダウンが写り、FES☆TIVEメンバーがいじめられている亀を助けるとその亀が新メンバーの白石ぴあのと真野彩里愛に変身するという可愛いショートドラマが流された。映像の中で玉手箱を開くとメンバーが衣装に変身!演出重視と前々から銘打っていたことに頷きながら、いよいよ最終日のライブがスタートした。
1曲目『マジカルパレード』から告知していた新衣装で登場したメンバーが、いつも以上に可愛すぎて会場内には歓声が巻き起こった!
FES☆TIVEの衣装と言えば今までは原色の濃い色合いの物が多かったが、なんと今回の新衣装はパステルカラー。
衣装製作を担当したのは『わーすた』など、数多くの女性アーティストの衣装を手掛ける「たけうちはるか」さん。
今回の新衣装に関して、たけうちさんからもコメントを頂いた。
【新衣装担当者「たけうちはるか」さんコメント】
新衣装はとにかく可愛く、女の子から見て可愛いものにというお話だったので、女の子らしさを私なりにたっぷり詰め込んで制作しました。
今までとは違ったFES☆TIVEの可愛さを見て頂けるように意識しています。
可愛い中に馴染むようにお祭り要素を取り入れていたり、各メンバーで髪飾りが違っていたりするので是非細かいところまで見てもらえたら嬉しいです!
新衣装の注目ポイントはたくさんあるが、手首の飾りにしっかりと「祭」の文字が刻まれていて、色は淡くとも熱いお祭り魂を感じることができるところが素晴らしい。今後の対バンイベントでも、是非、新衣装のFES☆TIVEを多くのオーディエンス見て欲しくなった。
2日目の目玉はなんといってもその演出面のクオリティの高さ。レーザーが会場全体に張り巡らされた時とダンスパフォーマンスの時、思わず「すげえ」と独り言をつぶやいてしまうほどに感動した。更に、スモークのタイミングが音楽のリズムと共鳴していたり、メンバーのコメント入りボールが投げられたりリボンが発射されたり。
何より一番驚かされたのは、『FESTIBLUESKY』の時に発射された大量のシャボン玉。「何かあっても逃げたくない」「これからもみんなと笑っていたいから」というメンバーの4年間積み上げて来た想いが歌声と共に、シャボン玉に乗って会場中のファンの心に届いた。今までのメンバーの苦労や努力を思うと、思わず涙が溢れそうになった。
【Day2〜絢爛〜セットリスト】
『マジカルパレード』
『夏色とりどリボン』
『どんどこ祭リズム〜燃え上がれタイコちゃん〜』
MC
『ディスコ列島浮世の夢』
『真夏の余熱』
ダンスナンバー
『ホムラノシズク』
『大江戸爆裂花火姫』
告知&MC、映像
『トラとウマ』
『進めジパング』
『FESTIBLUESKY』
『トーキョードリームパレード』
MC
【アンコール】
『シダレヤナギ』
『マジカルパレード』
https://youtu.be/swsrFfa4o94
最後に、2daysワンマンライブを通しての感謝がメンバーそれぞれから語られた。
どのメンバーもグループや支えてくれているファンのことを真剣に考えていることが伝わり、「FES☆TIVE」というグループの一体感を感じることが出来た。
中でも、初期メンバーの青葉ひなりが「FES☆TIVEに就職します!」と宣言したことが印象的だった。大学4年生で周りのメンバーが就職活動をしている中、今後も「FES☆TIVE」に真剣に取り組みたいという熱い想いが、まっすぐにファンの心に刺さったことだろう。
https://youtu.be/2I2C6OsXoO8
アンコールは定番曲の『シダレヤナギ』と『マジカルパレード』で終了。
2日間に渡りとても充実度・満足度の高い、4周年の力を見せつけたライブであった。
最終日に発表された
・ニューシングルの発売決定
・冬にタイ・バンコクでのワンマンライブ決定
の2点に関しても非常に今後が楽しみだ!
【7月26日(水)ニューシングル発売決定!】
「タイトル未定」
タイプA TKCA-74524 ¥926(別)
タイプB TKCA-74525 ¥926(別)
タイプC TKCA-74526 ¥926(別)
※詳細は後日発表
2daysワンマンを終えて2週間!5年目に向けて気合十分のメンバー達に直撃インタビューを行った。
【坂元由奈】
「今回去年の3周年と同じ会場だが、2日間ということで1日目は行くけど2日目は他のライブに行っちゃうかもしれないと心配していたけれど、意外と2日間とも来てくれて嬉しかったです!1日だけしか来られ無かった人も、1日だけでも来られてよかった、と伝えてくれる人もいて、それを聞いただけでもとても満足できました。去年よりもレッスンの時間も多く設けることが出来たので、自分たち的にも去年以上に完成度を固めてワンマンライブに挑むことができました。去年と同じ会場だけど、去年とは違ったものを見せたくて、つなぎとかダンスソロパートなど、ワンマン限定の物を作ることで楽しんでもらえたかな?と思います。この前「ギュウ農フェス」に出させて頂いたときにビラ配りをしたらFE5☆TIVEのことを知らない方に多く出会って。5年目は色んな主催者さんのライブに出て、アイドルファンの方にもそうでない方にも、少しでもFES☆TIVEの存在を知ってもらいたいです。あと、個人の仕事もどんどん増やして、その子をきっかけにFES☆TIVEのことを知ってもらったり幅を広げていきたいなと思います!」
【桃原ひよ】
「去年よりもレッスンの時間を多く儲けることが出来たので、自分たち的にも余裕をもってパフォーマンスをすることが出来たけれど、去年は1日だったからっていうのもあるかもしれないけれど、お客さんは去年の方が多かった気がして。2日間ともたくさんの人が来てくれたけれど、レッスンが充分に出来ていて気持ちに余裕があったからこそ、もっと告知に力を入れるべきだったなというのが反省点です。でも、何人だろうが良い物を見せなきゃいけない!という気持ちが強かったので、ステージはすごく楽しく出来ました!5年目に向けて、自分でも前から目標としていた個人の仕事をもっと頑張りたいです。グループとしてももっとメディアにも出ていきたいです。テレビとかラジオを通して、色んな世代の人々に広く知ってもらいたいなと思います!」
【鈴木みつき】
「今回やはり2daysということもあり、前回よりもより人を多く呼ばなければいけないというのもあったし、新メンバーが加入した新しいFES☆TIVEを、これからどんどん良い物にしていきたい、勢いを見せたいと思っていました。皆も言っているように、練習期間をたくさん取ってもらえたので、よりワンマンに集中して取り組めたところはすごくよかったように思います。本番もその分余裕があって、勿論緊張はしたけど程よい緊張の中でライブを楽しむことが出来ました!でも、「2days、FES☆TIVEいけるでしょ!」と言ってもらえたことも嬉しかったけれど、出来ればSOLD OUTするほどに持っていきたいので、これからもっともっと力をつけて頑張りたいなと思いました!5年目は大きな節目だと思うので、より力を入れていきたいです!視野を広げるというか、やはりより多くの人に知ってもらうことを目標として色んなところに出ていけたら良いなと思います!」
【青葉ひなり】
「今までのワンマンはメンバーの経験は一緒だったので、レベルアップしていく成長を見せるという気持ちで取り組んでいたけれど、今回は新メンバーが入って新体制のFES☆TIVEをお披露目するワンマンライブでもあったので、今後の姿勢を見せなきゃ!と今までとは違った気持ちで取り組みました。すごく不思議な気持ちでした。会場が変わらなかったことも初めてだったので、その分去年よりももっと上にいかなきゃ、とも思っていて全体的にプレッシャーは大きかったけれど自分たちの出来ることを精一杯頑張って、壁を1つ乗り越えることが出来たように思います。2日間は自分の体力がとても心配で、いつも1日で死んじゃうんですけど(笑)今回は2日間乗り越えられたので、自分自身も成長できたな、と思いました!5年目は、もうどこに行っても新人ではないので、甘えていられない年だなと思います。前は失敗したことも笑いになったり許される部分もあったかもしれないけど、5年目の失敗は可愛いというよりマズイ方向になって行くように思うので、貫禄というか!アイドル界でもどんどん先輩になってきていると思うので、「5年やってるだけあるね」と言われるようになりたいです!」
【鈴木ことね】
「ワンマンライブを終えて、ワンマンライブ自体はステージとフロアが一体になって今のFES☆TIVEの最大限を見せられたと思っています!演出とかつなぎとか、すべてステージのセットとか含めて、すごく出来たと思っているんでるけど、その日に対する熱意がうまく伝えられなかったなと思いました。伝わらなかったからこそ、当日足を運ばなかった人々がまだまだいると思うんです。そういう人たちに、次のワンマンライブではもっと熱意を伝えられて、そのライブに向けて一緒に盛り上がっていくっていうのを、ワンマンライブの度に繰り返していけたらもっともっと大きなグループになって行けるんじゃないかなと思いました。5年目は、ライブは勿論だけど、メディアにも取り上げて貰えるように1人1人スキルを上げていけたら良いなと思います。内面も、外見も磨いていきたいです!私自身ももっと頑張らなきゃなとおもうので、もっと頑張ります!(笑)」
【真野彩里愛】
「ワンマンを終えて、初めてのワンマンライブだったのではじめはあまりイメージがつかめていなくて。だけど2日間だったので、1日目よりも2日目の方が楽しさがわかって、1日目もあまり緊張はしなかったけれど、より2日目が楽しめたのが良かったです!ワンマンの重要さとかも、他の先輩メンバーの姿勢を見てわかったので、これからまたワンマンライブがあるときに、もっともっとパワーアップしたところを見せたいなと思いました。グループ自体は5周年ということで、他のメンバーは5年目で、5年目と1年目では差があると思うけれど、そういうの関係なしに追いつきたいし追い抜く勢いでこれからもっとやっていけたら良いなと思います。」
【白石ぴあの】
「新メンバーはワンマンライブ自体が初めてで、しかも初めてのワンマンライブがTSUTAYA O-EASTという大きな箱で、中々ないことですごくうれしかったけれどその分やっぱりプレッシャーもあって。今までのメンバー達が築いて来たものを、私たちもまだステージデビューして2ヵ月だけど、今までのその想いを全部背負って、しかもそれを全部見せていかなければいけないというところがプレッシャーだったけれど本番までメンバーもたくさん優しく教えてくれたし、ステージから見たファンの皆さんもすごくたのしそうだったので嬉しかったです。反省点は、自分のことでいっぱいいっぱいで、Twitterとかで、どう自分のワンマンライブに対する想いを伝えたら良いかがわからなくて。自分が思っている気持ちを伝えきれなかったからこそ、行かないってなっちゃった方もいるなと思っているので、次はこの反省点を活かしていきたいです。5年目は、ダンスがまだまだ苦手なので、歌やダンスで他のメンバーに引けを取らないように頑張りたいです。個人的にはメイクやファッションが好きなので、個人でも多方面で活躍できるようになりたいです!」
【汐咲玲亜】
「今回のワンマンは、今までのワンマンにはないようなプレッシャーもあって、違う気持ちで挑みました。2daysで、しかも去年と同じ箱というのもあったし、更に新メンバーが入った新体制でのワンマンライブということもあって、ここ最近では感じていないような緊張感を感じた2日間でした。でもやっぱりステージに立ったら、私たちのライブのモットーでもある【楽しさ】、みんなで一体となって楽しむというのが出来たので、集客面でもっといっぱいにしたかったとか色々な反省点はもちろんあるけれど、この【楽しさ】を忘れずに、そこの芯を変えずにこれからももっとレベルアップしていけたら良いなと思いました!」
FES☆TIVEのこれからの活躍に乞うご期待!!
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(執筆者: 吉田海音) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか