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食卓の彩りに欠かせないトマト。生のままスライスしてサラダに、コトコト煮込んでスープやソースにと、使い勝手が良いのも特長です。そんなトマトをたくさん手に入れたら、新鮮なうちに迷わず冷凍!実は、冷蔵庫に放置しておくよりも断然便利で、しかもおいしく使える方法なのです。
トマトを冷凍保存するときは、「丸ごと」か「刻み」が便利。丸ごとの場合は、ヘタを取って1個ずつラップで包み、ヘタ部分を下にして冷凍用保存袋に入れます。刻む場合は、粗めのみじん切りにして冷凍保存袋に入れ、平らにならして密封します。
調理するときに使いたい分だけ折って取り出せるように、冷凍するときに平たくならして入れると便利です。
日持ちが長くなる!
トマトは冷やしすぎると甘みが弱くなるため、夏期以外は冷蔵保存を避けたい野菜。冷蔵の場合は日持ちして10日ほどですが、冷凍なら約1カ月保存できます。
熱湯不要で皮がむける
丸ごと冷凍したものは、凍ったまま水に浸けるだけで簡単に皮がむけます。熱湯にくぐらせたり、直火であぶったりという、面倒な下ごしらえも不要に!
そのまま調理できる
加熱調理するときは、凍ったままでOK。解凍の手間が省けるだけでなく、すぐに煮崩れて、味もなじみやすいので、スープや煮込み料理の調理時間も短縮できます。凍ったまますりおろして加熱すれば、トマトソースも手軽につくれます。
新感覚のデザートになる
冷凍や解凍によって細胞が壊れることで、甘みを感じやすくなるという効果も。凍ったものを粗めにすりおろせば、シャリシャリとした食感と、自然な甘みが効いたシャーベットとしておいしく食べられます。ミニトマトは丸ごと凍らせたものにハチミツをかけるだけで、氷菓のようなひんやりデザートに!
【注意】満1歳未満の乳児にはハチミツを食べさせないでください。
凍ったまま粗く崩してカルパッチョや冷製パスタにのせたり、すりおろしてめんつゆと混ぜてそうめんだれにしたりと、冷たい料理にアレンジするのもおすすめです。
冷凍するだけで、使い方が広がる便利なトマト。冷凍庫にストックしておけば、日々の料理の強い味方になること間違いなしです。ぜひ活用してみてください。
カゴメ管理栄養士による、「食と健康」に関するコンテンツを開発・提案する専門チームです。カゴメがトマトを中心とする野菜の研究活動で培った知見、小売店、中食・外食業態を展開する企業向けの営業活動で培ったメニュー開発・提案力を活かし、「健康セミナー」や「メニューレシピ監修」など日々の健康づくりにお役立て頂けるコンテンツを開発し、提案致します。 色鮮やかで、抗酸化作用のあるトマト。おいしいトマトの選び方や、知っておきたい下ごしらえのコツをご紹介します。[トマト]おいしいトマトの見分け方と、保存のコツ
最終更新:2017.10.23
文:KWC
写真:小林友美
監修:カゴメ 「野菜と生活 管理栄養士ラボ」
参考文献:『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀著(講談社)
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』白鳥早奈英・板木利隆監修(高橋書店)
出典:農林水産省 東海農政局