2017年5月9日に等々力陸上競技場で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節の川崎フロンターレ対イースタン(東方)SCは4-0で川崎が快勝。グループ首位で通過が決まりました。


同カードの第2節は3月1日に香港で行われていたのですが、アウェーの川崎サポーターでチケットがない人が多数出る事態に。それを救ったのは、東方の陳婉婷(チャン・ユェンティン)監督でした。史上初のACL出場チームの女性監督が、チームに働きかけてチケットを手配し、観戦難民に無料で配布したのです。






イースタンSCのマネージャーの方からチケットを譲って頂いた。2~30人のチケット難民が一気に救済されました。ありがとう!


この時の御礼として、等々力では東方への感謝を広東語で書かれた横断幕をサポーターグループが掲示。






今日の試合でイースタンに向けた横断幕を出しました。この幕は、先日の香港アウェイでチケットが無いフロンターレサポーターに対し救済措置を取ってくれたイースタンのクラブに感謝の意を伝えるものです。これからもアジアを舞台に互いに切磋琢磨出来たら嬉しいですね!


また、陳監督が名前がアナウンスされた時には、等々力が拍手で湧きました。






アウェーでチケット難民のフロサポに自腹でチケットを買って配ってくれたイースタンの女性監督に拍手喝采の等々力


試合終了後には、マスコットのふろん太とカブレラが東方サポーターと交流する姿も。






ふろん太とカブがイースタンサポの方々と交流してる…こういうの本当にいいなあ…(T_T)


この試合の雰囲気は香港の現地メディア『明報新聞網』でもニュースになり、両チームの交流が好意的に紹介されています。


若干28歳の陳監督は、試合後の記者会見で「日本の女性監督たちに伝えたいことは?」という質問に対して、「日本で指導者を目指しているすべての女性に伝えたいことは、とにかくあきらめず、自分を信じて、自分が正しいと思ったことをやり続けてほしいということ。私はやり続ければ自分の夢が叶うと信じてここまで来ました」と述べています。ACLではグループG最下位に終わった東方ですが、チームと陳監督の名前はしっかりとJリーグサポーターの間に刻まれたのではないでしょうか。


2017/ACL 第6節 vs.イースタンSC(川崎フロンターレ公式サイト)

http://www.frontale.co.jp/goto_game/2017/acl/06.html [リンク]


※画像は『Twitter』より

https://twitter.com/kskz12/status/861958049589637122 [リンク]


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 【Jリーグ】ACLアウェー香港東方SC女性監督のチケット救済に川崎Fサポーターが感謝の横断幕 アナウンスでも拍手で歓迎