日本労働組合総連合会(連合)が2017年4月29日・30日に幕張メッセで開催された『ニコニコ超会議2017』に初出典。『ブラック企業お裁き@超奉行所』と題して、ぷろたん、むらまこ、なあぼうといった人気生主が“お奉行様”に扮し、ユーザーが経験した「ブラックなできごと」を奉行所で訴えるという生放送を配信したほか、参加者のブラック体験を書いてもらい、“訴状”をブースに張り出すといった体験型の企画を実施していました。


連合の担当者によると、メーデーである5月1日の直前に開催される『超会議』への出展に踏み切った理由として、「もともと労働組合がそんな若い方と接点がなく、あまり興味ももたれていないと思います。我々としてもアピール力を高めていかないといけないということで、あえて異質なところに入ってみました」と語りました。


実際、壁にはさまざまな“訴状”がぎっしり。担当者は「連合と知って来ているわけではないと思いますけれど」と言いつつ、「(『超会議』が)我々とは違う世界でびっくりしましたが、コメントをたくさん書いて頂いて、思ったよりも受け入れてもらった。我々としても貴重な経験になりました」と話してくれました。


この“訴状”は回収され、今後に活かしていくとのこと。「若い方がどういういうふうに考えているのか参考にしたい。“労働組合が弱い”とか“そもそもない”といったコメントも結構あったので、労働組合というものをもっとアピールしていきたいと思います」と担当者は話してくれました。


大企業など古くからある会社でないとなかなか接点のない労働組合。パート・アルバイトや派遣社員、フリーランスでも入ることができるユニオンがあるということや、組合を作ることもできるということが知られていない現実もあり、今回のような若年層へのアピールの機会をさらに設けることが必要となっているのではないでしょうか。


連合・ブラック企業お裁き@超奉行所(『ニコニコ超会議2017』公式サイト)

http://www.chokaigi.jp/2017/booth/rengo.html [リンク]


日本労働組合総連合会(連合)ホームページ

https://www.jtuc-rengo.or.jp/ [リンク]


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 【ニコニコ超会議2017】ブラック企業を“お裁き”!? 労働組合・連合が初見参した理由を聞いてみた