事情に詳しい情報筋によると、米パラマウント・ピクチャーズの新しい会長兼CEOのジム・ジアノプロスの尽力により、同スタジオとスカイダンス・プロダクションズは、過去に製作スケジュールから削除された映画『ワールド・ウォー Z』の続編を、デヴィッド・フィンチャーを監督に迎え、ブラッド・ピットが再び主演を務める形で進めているようだ。


ジアノプロスはまだ同作の製作を正式に許可していないが、数週間内には許可が下りるだろうとされており、同作は同会長が初めて製作許可をする作品になりそうだ。複数の情報筋は、製作は2018年の第一四半期に始まるかもしれないと明かしている。


同スタジオの広報は、コメント要請にまだ応じていない。


本紙ヴァラエティは2016年夏に、ピットがフィンチャーを監督に勧誘しており、フィンチャー監督はアイデアに興味を持っていると最初に報じた。この計画は、ピットがアンジェリーナ・ジョリーと離婚する間しばらく保留され、当時ブラッド・グレイが率いていた同スタジオで再び審議されることとなり、進めるか否かを判断するために製作スケジュールから削除されていた。


ジアノプロスが同スタジオの指揮を執って以来数か月に渡り、ジアノプロスは、どのプロジェクトを追求し前体制からどの作品を手放すかを熟考してきた。


予想通りに契約が結ばれれば、2016年夏に始まった長い開発プロセスにおける大きな節目となる。ピットは、幾人かの監督候補と会ったものの、フィンチャー監督に会って続編のために彼を抜擢すると決めるまでは何も実現されなかった。


ジアノプロスは米20世紀FOXを率いていた際に、2014年に公開されたフィンチャー監督の最新映画『ゴーン・ガール』に製作許可を出して以来、フィンチャー監督との長い付き合いがある。フィンチャー監督とピットは、1999年に映画『ファイト・クラブ』で仕事を共にした。


フィンチャー監督は、『ゴーン・ガール』以来、監督を務めていない。最近では彼は興味をテレビに向けている。フィンチャー監督は最近になって、Netflixによるシリーズ『Mind Hunters(原題)』のパイロット版を撮影した。


複数の情報筋によると、フィンチャー監督は映画『エイリアン3』における不満を述べ続けており、続編にうんざりしている一方で、ピットの話には耳を傾けているという。2人は、数年前に米ウォルト・ディズニーによるリブート版映画『海底二万哩』でコラボレーションする寸前までいったが、同企画が進むことはなかった。


『ワールド・ウォー Z』におけるフィンチャー監督とピットの再タッグは、映画『セブン』、映画『ファイト・クラブ』、映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』に続き、2人にとって4本目のコラボレーションとなる。





情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 【独占記事】デヴィッド・フィンチャー、映画『ワールド・ウォー Z』続編の監督に決定か