- 週間ランキング
長谷川博己、岡田将生、安田顕、香川照之と骨太メンバーに加え手塚とおるや春風亭昇太といった、『半沢直樹』『下町ロケット』でもおなじみの面々が脇を固めています。
個人的には海外で再ブレイク中の『キョウリュウジャー』キョウリュウレッドを演じた竜星涼も気になるところ。(そういえば『下町ロケット』には『仮面ライダー鎧武』佐野岳と『仮面ライダードライブ』竹内涼真も出てたよなぁ。仮面ライダーWでスカル役の吉川晃司もカウントしていいのかどうかは別として)
本作は長谷川博己と市川実日子が夫婦役として登場しますが、二人は『シン・ゴジラ』でも矢口蘭堂、尾頭ヒロミ役として登場したのは記憶に新しいところ。
それに加えて本作冒頭では、奥さん役の市川が「シャツにおわない?」と長谷川に鼻をクンクンさせるシーンも見られました。これ『シン・ゴジラ』の“あのシーン”のオマージュでは?とネット上でも話題になりました。そう、連勤の矢口蘭堂(長谷川)に向かって、市川演じる尾頭ヒロミが「正直、部屋も服も少し匂います。シャワーくらい浴びてもよろしいかと」と目線を落としたまま早口でいさめるあの場面ですね。(シン・ゴジラといえば、「これは大事になるぞぉ」の手塚とおるも忘れてはいけませんが)
番組では、夫婦役ということも相まってほのぼのとした雰囲気が新鮮でした。
本作『小さな巨人』の舞台は“警察”。謎解きではなく、警視庁(エリート)と所轄(現場)の確執や警察内部の戦いを描く「警察エンターテインメント」となっています。
事件現場の最高指揮官である捜査一課長・小野田を演じるのは香川照之ですが、『半沢直樹』の大和田常務をしのぐほどの表情で演じます。まさに究極の顔芸! “香川照之アワー”と言っても過言ではない第1話でした。
とは言え、その存在感に全く負けない長谷川とヤスケンの演技も必見です。ライバルの岡田将生のイケメンぶりも(?)すばらしく憎らしいです。
都内で行われた一般参加の女性限定先行試写会のアンケートでは、満足度95.1%という驚異の数字をマークしたそうです。「想像以上に響く内容」「第一話が予想以上の面白さだった」「ストーリー、カメラワーク、BGMが最高」と絶賛の嵐。しかしその一方「アップが多すぎる」といった不満も挙がっていた模様。 “香川照之アワー”の影響?
ネットでも『小さな巨人』絶賛のつぶやきが見られる中、個人的に的を射ているなあ、と思ったのが主人公香坂(長谷川博己)に関する書き込みでした。
シン・ゴジラの矢口が好き過ぎてどうしても香坂に矢口の姿を重ねてしまう…と思いながら観ていたけど、一話が佳境に入る頃にはもうちゃんと「香坂」だった。警察組織と闘う純粋で正義感溢れる所轄の刑事さんだった。 #小さな巨人#長谷川博己
—桜井ありの (@arino_sakurai) 2017年4月16日
シン・ゴジラの矢口が好き過ぎてどうしても香坂に矢口の姿を重ねてしまう…と思いながら観ていたけど、一話が佳境に入る頃にはもうちゃんと「香坂」だった。警察組織と闘う純粋で正義感溢れる所轄の刑事さんだった。
そう、長谷川氏はじめ出演している役者さん全てに言えることですが、他の出演作品の印象が強くても、1話が終わるころには『小さな巨人』の登場人物になりきっている点が最高です。第2話以降も非常に期待が膨らみますね。
(c)TBS