女優の卵のミア(エマ・ストーン)とジャズをかける自分の店を持つ夢があるピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)の恋模様が大きな感動を呼んでいる映画『ラ・ラ・ランド』。日本でも2017年2月24日に公開され、興行収入27億円(2017年4月2日時点)のヒットとなっています。


そんな『ラ・ラ・ランド』が、拍手・手拍子・コスプレ・発声OKの英語歌詞付き発声上映を2015年4月5日からスタート。歌唱シーンに英語字幕を載せた新バージョンを公開しているのですが、それが思わぬ事態になっています。






この発声可能上映を鑑賞したある『Twitter』ユーザーは、「拍手も手拍子もコスプレも発声もなかった」と報告。






何を言ってるのか分からないと思いますが、『ラ・ラ・ランド』の拍手・手拍子・コスプレOKの発声上映に行ってきたら、拍手も手拍子もコスプレも発声も無かったです。


TOHOシネマズ新宿では「拍手すらない」というツイートがあった一方、大阪・梅田の回はそれなりに盛り上がった様子。






発声可能なのに、みなさんは一言も発さず、なんと拍手すらない、TOHO新宿。


まぁ、色々と再発見できた2回目の観賞

既に結末を知ってるからこそ、冒頭「Another Day Of Sun」の歌詞が響いた…






ララランドの発声上映「誰も発声してなかった問題」が各地で(予想通り?)起きているようですが、私が座ってた列はガチ勢が多くて、結構歌ってる人いました。オープニングの後タイトルが出たとこと、The Endが出たとこで拍手も起きたし@梅田。こういうのは楽しんだもん勝ちだね


せっかくの発声上映なのに、声を出さないなんてもったいないように感じますが、「誰もやってないからやりづらい」「きっかけがないとつらそう」といった声も。中には「サクラが必要なのでは」といった意見もありました。『生きる技術は名作に学べ』(ソフトバンク新書)の著書がある伊藤聡さんも、次のようにツイートしています。






仮に発声上映やるなら、劇場側が先導して壇上に立ち、声出しの呼びかけしないとダメだと思う。海外ですら声出しの練習してるのに、日本人が自発的に歌ったり拍手したりできるわけないもの。


また、公式のアナウンス不足を指摘する声も。






ブルク13は【発声上映】って明記してるけど、tohoは【英語歌詞付き】としか書いてないぞ….完全にテロやんけ………



実際、『ラ・ラ・ランド』オフィシャルサイトで劇場情報を調べると、備考に「英語歌詞付き上映あり」と記されていて「発声可能」の文字はありません。


また、そもそも洋画・ミュージカルでの発声上映はハードルが高く、「どこに発声するのかわからない」という声や「発声上映はオタク向きなので『ラ・ラ・ランド』には不向き」「客層が普段物音をたてずに観てる人が多いのでは」といった意見も見られました。


『シン・ゴジラ』の盛り上がりで注目されるようになった発声可能上映ですが、ストーリーやファン層によってもハマるかハマらないか差が出てきそう。古くはインド映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』のイベントで観客全員が黄色のタオルを回して大盛り上がりとなったことがありましたが、コアなファンが多いほどその場を楽しめる上映となるのではないでしょうか。

『ラ・ラ・ランド』は今後も発声上映を予定しており、各劇場の雰囲気がどのようになるのか、気になるところです。


映画『ラ・ラ・ランド』公式サイト

http://gaga.ne.jp/lalaland/ [リンク]


※画像は『Twitter』より

https://twitter.com/lalaland0224/status/846557463654514688 [リンク]


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 【悲報】どこで発声するのかわからない!? 『ラ・ラ・ランド』発声可能上映で拍手も手拍子もない事態に