2017年1月からテレビ東京などで放送されているアニメ『けものフレンズ』。「すごーい!」「たのしー!」「おもしろーい!」といった“フレンズ語”にハマる人が続出しているのはご存知の通りですが、そんな中、上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園のサイト東京ズーネット公式『Twitter』アカウント(@TokyoZooNet_PR)が『けものフレンズ』の世界観を考察しています。










#けものフレンズ、動物園アカウントとしては「パーク」の存在がどうしても気になるのですが、ゲーム版が休園状態で、続くアニメ版が何やら荒廃した状態へと進行しており、種の保存に取り組む動物園としては未来に向けた課題を示されている気がしてなりません(ゲーム版パークガイドの名もミライ…)

動物園や水族館で同定というと、鳥獣類だと亜種判定であったり、無脊椎動物だと種同定だったりするのですが、いずれにせよ、ヒトが動物を同定。それが #けものフレンズ では(ヒトと覚しき?)主人公を動物が同定しようとするという反転…。しかも、動物たちに個体名はなく、呼び名イコール種和名…

こうやって「ヒト」と「動物」という言葉を使い分け、自分で書いていても違和感はないのですが、それでもやはり動物学的科学的に見れば「ヒトは動物」なのであり、それが「フレンズ」たる所以かもしれず、しかし両者を分かつのが「文化」とおけば、それは作中の「図書館」なのかもしれません…


さらに、人間が野生絶滅に追い込んだウシ科の動物・オーロックスに触れ、野生動物の保護の難しさを示唆。その上で「動物園アカウントとしてどうしてもときに“動物の擬人化問題”を意識する」と述べつつ、「擬人化される時に見えてくるものがどんなものか楽しみ」と語り、最後に以下のようにツイート。






しかし動物園アカウントとしては、どのような形であれ動物に(例えばサーバルに)関心をもっていただけることは嬉しく、そして動物園で動物のリアルな存在に圧倒され、退行などではなく真の意味で言葉を失い、ただ感嘆していただきたい…その時ようやく発せられるだろう思うのです、「すごーい!」と。


この「すごーい!」には、「どうぶつが大好きなフレンズなんだね!」「公式きたうれしー」「すごーい!の正しい使い方」「純粋に美しいすごーい!」と賞賛の声が集まり、他の動物好きフレンズからも「動物への興味が高まった人も多くなって嬉しい」「実際に動物園で見ると本当にすごーい!になるよ」といった声が集まっていました。


なお、『けものフレンズ』はニコニコ生放送にて3月3日23時30分より第1話から第8話までを一挙配信されることが決定。動物好きでまだ未見という人はこの機会をお見逃しなく。そしてさらに実際の動物を見に行って、雄弁な「すごーい!!」を発してしまうと、より知的な“フレンズ”になれるかも!?


※参考 動物園公式アカ「東京ズーネット」さんの #けものフレンズ で動物に関心を持った人への言葉が「こんなに知能の高い『すごーい!』は初めて見た」というレベル(Togetterまとめ)

https://togetter.com/li/1080801 [リンク]


※画像は東京ズーネット公式『Twitter』アカウントより

https://twitter.com/TokyoZooNet_PR/status/830639659638140929 [リンク]


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 東京ズーネット公式『Twitter』が『けものフレンズ』を考察! 動物愛あふれる「すごーい!」を発する