東京新聞の論説副主幹・長谷川幸洋氏が司会をつとめる「ニュース女子」。1月2日に放送された番組の内容が大変な物議を醸し、また『Youtube』には番組が公式にアップされていることもあり、1ヶ月以上経過した現在も議論がなされている。



『ニュース女子』#91

https://www.youtube.com/watch?v=gGnlO81rwcI[リンク]


東京新聞は2月2日の1面でお詫びを掲載、「『沖縄ヘイト』言説を問う」というシリーズで連日識者にインタビューを行っている。

ジャーナリストの津田大介さんは、

<「沖縄ヘイト」言説を問う>(1) ジャーナリスト・津田大介さん(43)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201702/CK2017020202000131.html[リンク]

という記事の中で、


ネット上には都合のいい一瞬の事実だけを切り取って、全体を語るような情報があふれている。

 例えば、高江のヘリパッド建設反対のために建設現場付近のテントに集まった人たちが、手をあげている写真が発信された。これは「県外から来た人、手をあげてください」という呼び掛けに応えた場面。これを見ると反対運動しているのは県外の人ばかりに見える。私はこのとき現場にいたのだが、テントの外にもっと多くの県民がいたのに、それを無視している。

 今回、深刻なのは、同レベルのものが地上波で放送されてしまったことだ。ほかのメディアはこの問題に対して、もっと怒るべきだ。そうしないと、政府が放送に介入するきっかけをつくってしまう。


と語っていた。こちらは、以前『ガジェット通信』の


岩上安身さん代表の「IWJ」と津田大介さんのツイート比較が話題に ケント・ギルバートさんもツイート

http://getnews.jp/archives/1592986[リンク]


という記事でお伝えした、津田さんの「実際に行って取材すればわかるけど辺野古も高江もいる人のほとんどは沖縄県民」というツイートと、岩上安身さんが代表をつとめる「IWJ」のツイート比較の話ではないかと思われる。


「武器輸出と日本企業」等の著書がある東京新聞の望月衣塑子記者(@ISOKO_MOCHIZUKI)は、2月3日に





#ニュース女子 の高江特集問題。司会は東京新聞の論説副主幹の長谷川幸洋氏だった。今回の問題は自分も重く受け止めなくてはならない。記者として権力に迎合するのでなく、権力に立ち向かい、傷つき苦しむ人々の側に立つ取材と執筆を肝に銘じたい。本当に申し訳ございませんでした。


と、お詫びの紙面の画像をアップしてツイート。

一方、長谷川副主幹(@hasegawa24)は2月6日に





きょうのニッポン放送「ザ・ボイス〜そこまで言うか!」。長谷川幸洋が「ニュース女子と東京新聞問題」について初めて語ります!ご関心の向きはお聴き逃しなく!1600から。


とツイートした。こちらの放送では「処分をするということは言論の自由の侵害」「他の意見を排除していたら北朝鮮と同じになってしまう」と述べる。

一方で、望月記者はこれを受けて翌7日に





#ニュース女子の高江報道にニッポン放送で長谷川幸洋氏が、東京新聞が謝罪記事をだし、処分に触れたことに「言論の自由の弾圧。北朝鮮と同じ!」と連呼。彼が批判されるのは、社是と違う言論だからでなく、裏付けのないヘイトを垂れ流した故。その理由に一切触れず、謝罪もせず問題をすり替えるな


とツイートを行った。望月記者のこちらのツイートは、産経ニュースの

東京新聞女性記者がツイッターで長谷川幸洋氏を批判 「謝罪もせず問題をすり替えるな」

http://www.sankei.com/entertainments/news/170207/ent1702070012-n1.html[リンク]

という記事で取り上げられているようだ。

これに対して、ネット上では

「社是と違う言論だからでなく ←  (長谷川氏の言論が)社是と違うことは認めてるのな」

「その社是が事実なら新聞というより機関紙だろ」

「反日が社是なんですか? 真実の追究がジャーナリストの責務じゃないの?」

「そもそも、世の中で起こった事をありのままに伝える事が報道の役目なのに、『社是』というものがある事自体、色々おかしい」

「まずは東京新聞の社是とやらを明確にしてもらいたいね」


というコメントがつくなどしているようである。


※画像は『Twitter』より


情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 東京新聞・望月衣塑子記者のツイートに「東京新聞の社是とは?」の声 「ニュース女子」問題で