プロデューサーのマイケル・デ・ルカが、オノ・ヨーコと亡き夫ジョン・レノンとの恋愛関係を描いたタイトル未定のドラマ映画の製作に向けて、オノとコラボレートしている。


映画『博士と彼女のセオリー』の脚本家アンソニー・マクカーテンが同プロジェクトの脚本を執筆し、オノ、デ・ルカ、イマーシブ・ピクチャーズのジョシュ・ブラットマンと共にプロデュースも手掛ける予定だ。


オノとレノンが初めて出会ったのは、1996年のロンドンにあるアート・ギャラリーだ。オノはギャラリーで抽象芸術を展示しており、結成から4年目を迎えたビートルズは世界現象となっていた。レノンは、オノの作品『釘を打つための絵(Painting to Hammer a Nail)』に興味を示し、釘を打っても良いか尋ねた。オノは、5シリング払えば(釘を打っても)良いですよと答えたが、その後2人は想像上の対価を払い想像上の釘を打つことで同意した。


1969年、レノンとオノはジブラルタルで結婚した。その当時のことを綴った不朽の名作『ジョンとヨーコのバラード(The Ballad of John and Yoko)』は、ビートルズのシングルで英国で1位を獲得した最後の曲となった。その後ビートルズは1970年に解散し、それぞれが個々のキャリアを歩み始めた。


オノとレノンは精力的な平和提唱者となり、共に音楽に取り組んだ。1980年、その活動のハイライトとなったアルバム『ダブル・ファンタジー』が発表される数週間前に、レノンはニューヨークで銃弾に倒れた。レノンの死後もオノは芸術分野で精力的に活動し、レノンの遺産管理人を務めている。


デ・ルカとジェニファー・トッドは、2月26日に開催されるアカデミー賞授賞式のプロデューサーを務める。彼はこれまで、映画『キャプテン・フィリップス』、映画『マネーボール』、映画『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー作品賞に3回ノミネートされている。また、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』、近く公開する映画『Fifty Shades Darker(原題)』のプロデュースも手掛けた。


マクカーテンは、『博士と彼女のセオリー』で第87回アカデミー脚色賞にノミネートされた。彼は、11月に米劇場公開を予定しているゲイリー・オールドマン主演の政治家ウィンストン・チャーチルの伝記映画「DarkestHour(原題)」で、脚本とプロデュースを手掛け、ラミ・マレック主演のフレディー・マーキュリーの伝記映画『Bohemian Rhapsody(原題)』でも脚本を担当した。


ブラットマンは、2015年にイマーシブ・ピクチャーズを設立した。ICMパートナーズが作品のパッケージ化を担当する。


ロン・ハワードは、2016年秋に公開されたドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK』を監督した。同作は、1962年から66年にかけてのビートルズのツアーの様子を追ったものだ。


シュキャット・アローのジョナス・ハーブスマンがオノの代理人を務めている。マイマンのデヴィッド・フォックス、グリーンスパンが、ICMパートナーズと共にマクカーテンの代理人を務めている。このニュースはDeadline Hollywoodが最初に報じた。





情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ジョン・レノンとオノ・ヨーコのドラマ映画を『フィフティ・シェイズ』シリーズのプロデューサーが製作中