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福山が演じるのは、勝つためには手段を選ばない敏腕弁護士だ。作品で福山は、役所広司(映画『最後の忠臣蔵』、映画『SAYURI』)の演じる前科持ちの殺人犯で、別の殺人容疑で起訴された男を渋々弁護する羽目になる。
映画は1月中旬から3月にかけて撮影し、9月に劇場公開を予定している。日本国内での配給は、ギャガと東宝が手掛ける予定だ。海外の配給先は、現時点では決まっていない。
是枝監督は映画の主人公について、声明の中で以下のように述べている(現地英文記事より和訳)。
「主人公は、真実を知る必要はないという専門的な信条を持つ人間です。彼はそのことに確たるプライドを持っています。しかし、単純な殺人事件の中で、ひと目で犯人と思える人物と対峙していく間に、彼の価値観は揺さぶられ、何が真実なのかを知りたいと考えるようになっていきます」(是枝監督)。