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最近では高級トースターの代名詞ともなっているバルミューダが、新たに炊飯器『BALMUDA The Gohan(バルミューダ・ザ・ゴハン)』を発表しました。
カラーはブラックとホワイトの2種類で、価格は4万1500円(税抜き)。1月12日よりバルミューダオンラインストアで予約受付を開始し、2月下旬より出荷を予定。主要家電量販店や百貨店などでも順次予約を開始します。
トースター、電気ケトルに続くバルミューダのキッチン家電新製品は、「土鍋より美味しい」ことを目指して開発された新構造の炊飯器。
発表会に登壇した同社代表取締役の寺尾玄氏は、「かまどや土鍋など、直火で炊いたごはんはとても美味しい。ガス火と比較して約3分の1のエネルギーしかない電気炊飯器を使って美味しいごはんを炊き上げるには、全く新しい炊飯方式が必要でした」と説明します。
そこで考え出されたのが、釜を二重にして蒸気のチカラで炊き上げる新製法です。
アルミ素材(フッ素コート)の内釜には米と水を入れ、さらにステンレス素材(フッ素コート/耐熱性樹脂)の外釜には蒸気を作り出す水を加えます。
電気エネルギーによって加熱されるのは外釜のみ。内釜に入った米と水は、外釜から発生した蒸気のチカラだけで炊きあげられることになります。
土鍋のようにゆっくりとした加熱を可能にするためには耐熱性が必要。釜を分厚くするのではなく、逆に中空にすることで蒸気が持つ高い耐熱性(厚手の鉄釜の数倍~数十倍)を利用するのが狙いです。
炊飯器の総重量は約4kgですが、2種類の釜は一般的な高級炊飯器に使用される厚釜と比べて軽量の素材を採用しているため、女性でも片手で持ち上げられるほどの軽さ。洗い物も苦ではありません。
寸法は、幅275mm×奥行251mm×高さ194mm。バルミューダのトースターと比べてもコンパクトなサイズ感です。
機能は5つの炊飯モード(白米、白米早炊、玄米、炊込、おかゆ)とタイマー予約のみ。炊飯容量は0.5~3合炊きで、白米の場合は53~68分の炊飯時間を想定。保温機能は採用していません。付属品として、水計量カップと米計量カップがセットになっています。
発表会の後には『BALMUDA The Gohan』で炊いたごはんの試食会が行われました。
100℃を超えない温度でじっくりと炊かれた米は煮崩れすることなく、粒立ちのよい仕上がり。ベタつきがなく、表面にハリがあって、口に入れると自然にほぐれます。硬めのごはんが好きな人にはピッタリの印象。とはいえ、中はふっくらとしているので、芯が残ったごはんとは全くの別物です。香ばしい香りが鼻に抜け、米本来の味を楽しむことができます。
例えば卵と混ざってもごはんがねっとりすることはなく、一粒一粒に卵がコーティングされたような食感が味わえます。きっとカレーライスにもピッタリのはず。チャーハンを作ればパラパラの仕上がりが期待できそうです。
冷めてしまっても味や食感が損なわれる感じがなかったので、おにぎりやお弁当にしても美味しく食べられるはずです。
『BALMUDA The Gohan』紹介サイト:
https://www.balmuda.com/jp/gohan/