中尾彬、現在の日本映画「見る気しないね」『ぽかぽか』での発言に批判続出
6月23日放送の『ぽかぽか』(フジテレビ系)に俳優の中尾彬(80)が出演。現在の映画について「見る気がしない」と断言し、ネット上から冷たい声を集めている。
この日、妻で女優の池波志乃(68)とともに、ゲストの勝手なイメージについて語るトークコーナーに出演した中尾。その中で、MCの神田愛花(43)が池波志乃に「旦那様が出掛けた途端、配信サイトで韓国ドラマを見てるっぽい」というイメージを指摘。
池波は笑いながらこのイメージを否定しつつ、「血みどろの方が好きなんですよ」と、バイオレンス系の韓国ドラマは中尾とともに視聴していることを告白。中尾も「すごいよ、今。ああ、韓国にも黒沢明がいたのかって思うほど」と明かした。
さらに中尾は、「あれはやっぱすごいね、エネルギーが」と感嘆し、「昔(自分も)映画やっていたから。昔の映画ってそうだったなと思って」と言いつつ、「今の(日本)映画なんて見る気しないね」とバッサリ。
続けて、現在の邦画について「ダメ。印象に残らない」といい、役者についても「(いい役者は)いないね」と自身の考えを明かした。
一方、中尾自身現在の邦画に出演しているが、それについては「だけどそれは俺だけのことであって、人ことはどうだっていいんだよ」と棚に上げつつ、「出てるやつがみんな同じ顔してるもん」と指摘。
その中でも評価できる俳優について聞かれると、佐藤浩市(62)や岡田准一(42)の名前を挙げ、「(岡田は)見てると鳥肌が立つような芝居をする」と話していた。
この発言にネット上からは、「若い人の顔がみんな同じ顔に見えるようになったら完全に年寄りだなあ」「この様な『クロサワ信者』が日本映画ダメにしている根源」「老人によくある『昔は良かった』的な奴ですね」という指摘が集まっていた。
「確かに日本の芸能界はルッキズム重視で、映画の主演級はほとんどがイケメン、美女揃い。中尾の『出てるやつがみんな同じ顔』という意見には賛同の声がありましたが、そもそも『見る気しない』と頭ごなしに否定すれば、本来の傑作として評価されているものも見逃す可能性があるという指摘が集まっていました」(女性誌記者)
懐古主義的な発言に多くの人が引いてしまったようだ。