4月20日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)は、2014年11月10日に悪性リンパ腫ため亡くなった俳優・高倉健さん(享年83)の養女である小田貴月氏(53)をインタビュー。高倉さんの闘病生活を赤裸々に語った姿にネット上で物議を醸している。

 高倉さんの“養女”となっている小田氏だが、実際の関係は17年間にわたって晩年の高倉さんを近くで支えてきた“パートナー”。高倉さんがなくなったあとは、高倉さんの著作権管理をする『高倉プロモーション』の代表取締役を務めており、2019年に高倉さんとの出会いをつづった『高倉健、その愛。』(文藝春秋)を出版。今年3月29日には高倉さん関連で4冊目となる『高倉健、最後の季節。』(同)を出版している。

 今回、病状に伏せる高倉さんの写真なども公開し闘病生活を赤裸々に語った小田氏に対し、インタビューした芸能リポーターの長谷川まさ子(60)は「高倉さんは、普段自分の私生活を見られるのが嫌だったわけじゃないですか。その方が、(手記を)『宿題で書いてくれ』と言ったというのが理解できるようで、どうなんだろう?と我々としては思ってしまう」と本音を吐露。

 そのうえで「どう理解して書き残そうと?」と質問すると、小田氏は「映画俳優って、人間の悲しみを表現する職業、生業だってずっと高倉が言っていたので、かっこいいばかりではなくて、人間として表現者としてどうあったかということを、それこそ書けるのが私しかいかなかったので。私は、高倉はきちんと生き切ったと思えるんですね」と話し、治療方針などを含め残りの人生について「全部自分で判断できたので、私は立派に生き切ったと思います」と語った。

 これに、ネット上から「高倉健さんは死後にこんなに暴露されるのを望んでたとは思えないな闘病生活を職業柄隠したかったみたいなのにそれをも何故しゃべる?」「何で今更ペラペラ喋ってんの。不快。」「高倉健さんがこれを書いてね、とか言うわけないじゃん、そろそろ金と注目が欲しいだけ」と違和感を訴える声があがっている。

「小田氏の存在が明らかになったのは、高倉さんがなくなった後。当時は、弱っている姿を見られたくないという高倉さんの意向で近しい関係者のお見舞いを拒否していたことや、親族にも高倉さんの死を知らせておらず莫大な遺産を彼女が相続したと明かされ、トラブルが報じられていました。そのため、最期まで徹底してプライベート明かさなかった高倉さんから手記を依頼されたという告白に違和感を抱いた人は多かったようです」(週刊誌記者)

 4冊目の手記を出版したタイミングでも独占インタビュー。そこにビジネス的な打算はないといえるだろうか。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『ミヤネ屋』高倉健さんの“最期”を語った養女独占インタビューに視聴者違和感