『めざまし8』谷原章介、新電力会社の高額請求で「国の責任問われないのか」発言に視聴者失笑

　3月28日放送の『めざまし8』（フジテレビ系）で、新電力会社の高額請求問題を放送。MCを務めている俳優の谷原章介（50）の発言が視聴者からツッコミを集めている。

　2016年4月の電力自由化に伴い、多くの会社が新規参入している電気の小売業。一方、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻などによる燃料費の高騰で、電気代は大幅に引き上げ。2021年4月時点では706社あった新電力会社のうち、146社が2022年11月28日時点で電力事業を停止もしくは撤退している。

　そんな中、新電力会社「グランデータ」の電気料金が異様に高額となっていることが2月頃からSNSで話題に。番組では、ひとり暮らしにも関わらず、1ヶ月の電気代が6万8000円となってしまったケースや、3人家族で約6万円、4人家族で8万円を超えてしまったというケースを紹介した。

　番組が取材した、一昨年「グランデータ」と契約した3人家族の場合は、当初電気代が抑えられていたものの、昨年12月、前月と比べて約8000円ほど値上がり。さらに1月、2月は倍以上値上がりし、去年と同じ月と比べると4倍以上値上がりしたとのことだった。

　この問題に谷原は、「この『グランデータ』に限らず、新電力と言われている、電力が自由化された以降のところ（電力会社）であれば、こういった問題が起こりうる可能性ありますよね」と指摘。

　さらに「ウクライナの問題でもって燃料費が上がってるっていうのはあるかもしれませんけど、たとえば本来電力自由化っていうのは、地域に縛られてる家庭が自由に好きな電力（会社）を選べるようにして、コストを下げて値段を下げるっていう目的だったと思うんですけど」と言い、「これ、ちょっと国の思惑とズレてる。この場合って国の責任とかって問われないんですかね」と発言していた。

　しかし、この谷原の発言にネット上からは、「国の責任ってｗ」「何で国の責任やねん」「何でもかんでも国の責任だな」といったツッコミや呆れ声が集まっていた。

「電力自由化は法改正により行われたものですが、そもそも大手電力会社が独占していた市場を開放して実現したもの。燃料費の高騰による電気代の値上がりに国の責任があるわけはなく、多くのツッコミが集まってしまいました」（政治記者）

　その電力会社を選んだのはあくまで消費者の方。国に責任があるかのような言い方をした谷原の知識不足が問われそうだ。