旧統一教会の元祝福2世・小川さゆりさん、宗教法人解散を求める署名開始を報告
旧統一教会による合同結婚式で誕生した夫婦から生まれた、いわゆる祝福2世信者だった小川さゆりさん(仮名)が、旧統一教会の宗教法人解散を求める署名活動を開始したことを報告した。
2世信者の境遇や教会の解散を訴え、7日に日本外国特派員協会で会見を行った元2世信者の小川さん。会見終盤には教会から送られてきた、小川さんの両親の署名入りの会見中止を求めるFAXが読み上げられ、大きな波紋を広げていた。
そんな小川さんだが、17日にツイッターを更新し、署名サイト「Change.org」で旧統一教会の宗教法人解散を求める署名活動をスタートさせたことを報告。「みなさんの署名で救われる被害者が大勢います。どうか力を貸して下さい」と呼びかけた。
小川さんは、「被害の一番の原因は、これほど悪質な団体であるにもかかわらず、国が"まともな宗教ですよ"というお墨付きを与えているからです」と指摘。「ここで言う解散は宗教法人格の取り消しなので、信仰は続けられます。信者が生活に困るのではという意見がありますが、献金しづらくなる方がよっぽど生活が保障されます」とつづっていた。
この投稿に小川さんの元には、「この署名は市民の大きな力となる」「よくぞ勇気を持って立ち上がってくださいました」「これから新たな被害者が発生するのをくい止めましょう」というエールが集まっていた。
岸田文雄首相(65)は17日にようやく永岡桂子文部科学相(68)に宗教法人法に規定されている「質問権」の行使による調査を指示。この問題の早急な解決が多くの国民から望まれている。