『六本木クラス』に「復讐する気配ない」の指摘…ゆるやかに後退で疑問の声
竹内涼真(29)主演の木曜ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)の第7話が8月18日に放送された。
長屋ホールディングス会長の長屋茂(香川照之・56)が「二代目みやべ」の入っているビルを買い、竹内演じる主人公・宮部新たちがビルからの立ち退きに追い込まれることになった前回。第7話では、長屋の次男・長屋龍二(鈴鹿央士・22)が父・茂に手を引くよう取引するため店を辞めると言い出し、それに対して手放しで喜ぶマネージャーの麻宮葵(平手友梨奈・21)に激怒した新が、葵にマネージャー失格を言い渡す――というストーリーが描かれた。
店のリニューアルが成功し、客足が伸びてきたタイミングで長屋にビルを買われてしまい、一転ピンチに陥った「二代目みやべ」。しかし、新は仲間である龍二を自ら手放す気はさらさらない。
そこで思いついたのが、第5話終盤で新が8億円分購入していた長屋の株を引き上げ、六本木の違うビルを購入すること。このため、店はまた一からリニューアルで作り直さなければならなくなり、さらに長屋から茂を引きずり下ろすための計画が全て台無しになるという展開だった。
この展開に視聴者からは、「いまのところ全然復讐する気配ないんだけど…」「むしろゆるやかに潰されていってるのは宮部の方」「こっからどうやって長屋に復讐するっていうんだ」「どんどんダメになってる気がする」という呆れ声が集まっていた。
「長屋ホールディングスは日本の外食産業トップに君臨するという設定。しかし、今のところ『二代目みやべ』は、インフルエンサーでもある葵の知名度でなんとかなっているという状態です。長屋の特徴は、提供する料理にもこだわりを持っているということですが、対する『二代目みやべ』のこだわりは、現在まで見えているところ、松下(緒形直人・54)が作るおいしい野菜を使用するということくらい。店の規模感も食事へのこだわりも、まったく長屋を超える気配も見えず、今回は株までも引き上げることに。ここからどう“長屋超え”に持っていくのか、多くの視聴者が疑問を抱いているようです」(芸能ライター)
原作の韓国ドラマ『梨泰院クラス』(Netflix)は全16話。一方、『六本木クラス』も日本の連続ドラマとしては異例の全13話で制作されるが、それでも原作より少ない状態。ここからの逆転劇はいい意味でテンポがよく、悪い意味で都合のいい展開になるのは確実。果たして原作未視聴の視聴者でも納得のいく出来に仕上がるのだろうか。