『オールドルーキー』後半トントン拍子の設定に視聴者失笑「都合良すぎ」「毎回モヤモヤ」
日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系)の第6話が8月7日に放送された。
第6話はビクトリーの正社員になった新町(綾野剛・40)がバスケットボール選手の新垣和人(浅利陽介・34)を担当することに。ベテランの新垣は、家族のために、所属するBリーグの千葉ジェッツから琉球ゴールデンキングスへの移籍を希望。元担当の葛飾(高橋克実・61)によると、新垣の実力から移籍はほぼ確実だったはずが、練習中に転び、前十字靭帯断裂という大けがを負ってしまったそう。キングスとの交渉は暗礁に乗り上げ、契約切れとなるジェッツに戻ることもできなくなり――というストーリーが描かれた。
引退危機に追い込まれた新垣のため、かつて現役時代に自身もケガをしたことがあるという新町が奔走。一方、社長の高柳(反町隆史・48)は新垣のマネジメント解消を考え始めるなど、新町と新垣の状況はピンチに。
そんな中、新町は深沢(芳根京子・25)から、移籍先探しに必要なのは「相手を説得できる具体的な数字」と指摘されたことで、前十字靭帯断裂から復帰したスポーツ選手のデータを探し始めることに。当初はなかなかうまく行かなかったものの、新町の熱意にビクトリーの社員たちも感化され、葛飾以外の全員が徹夜で怪我を克服した選手のデータを作るという展開になった。
一方、その様子を見た葛飾があらためて琉球ゴールデンキングスの担当者と話す機会を作ってくれ、新町は前十字靭帯断裂から復帰したスポーツ選手がいることをデータを元にプレゼン。それが功を奏したのか、次の年はほとんどプレーできないにも関わらず、琉球ゴールデンキングスは見事年俸300万円で新垣選手の移籍を承諾してくれることに。新町の正社員としての初仕事は大成功となった。
しかし、この一連のストーリーにネット上からは、「都合良すぎ」「主人公の都合のいいように話が転がって毎回モヤモヤする」「後半のトントン拍子のスピードがやばすぎる」という声が集まっている。
「本作の展開は、基本的に問題のあるアスリートに新町が関わることに。高柳や他の社員は選手の商品価値から切り捨てようとするも、元アスリートの新町だけはそのアスリートを見捨てず。結果、その熱意に周囲も自然と巻き込まれ、マネジメントが成功するというものです。ドラマである以上、ハッピーエンドで終わるのは当然のことですが、毎回パターンが同じなこと、前半は全く上手く行かないのに後半になって問題がスピード解決するという構造に視聴者はすでに飽き飽きしている様子。最後には必ず上手くいくため、ハラハラもドキドキもしないドラマと化しているようです」(芸能ライター)
毎度話の後半に入ると、突然いろいろなことがうまくいき始める傾向にある『オールドルーキー』。今後も同じパターンが続くのだろうか。