綾瀬はるか『元彼の遺言状』最終回に戸惑いの声が殺到「この話いる?」「何がしたかった?」
6月20日、綾瀬はるか(37)主演の月9ドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系)の第11話(最終回)が放送されたが、主人公不在のまま展開していったストーリーに「えっ、この話いる?」「何がしたかったの?」「なんかフワっと終わったな……」「何がしたかったの?」と戸惑いの声が殺到している。(※以下、ネタバレあり)
「麗子失踪編」として描かれた最終回。無罪を勝ち取り自由の身になった篠田敬太郎(大泉洋・49)は、『ウメ出版社』の車崎透(阿南健治・60)という人物に認められ自身が描いたミステリー小説を自費出版することに。そんな中、麗子は「タヒチに行く」と言い残してメール以外連絡が取れなくなってしまった。
一方、『十ヶ浜強盗殺人事件』を解決したことで事務所には探偵の依頼が殺到し、森川紗英(関水渚・24)は政治家の事務所から“消えた資金3億円を捜してほしい”という依頼を持ち込んでくる。さらに、津々井君彦(浅野和之・68)が“娘の彼氏が失踪したかもしれない”とやってきたかと思えば、ホストの黒丑(望月歩・21)は大量のバースデーケーキを抱えて“お客がケーキの中に隠した300万円のダイヤを探すのを助けてほしい”とやってきて、みんなでケーキを食べまくる、という展開だったのだが……。
この回では、それぞれが事件を持ち込み、麗子不在のもと事件を解決していったのだが、3つの事件が同時に発生するというのは「脚本がクソ」「どこかでつながると思ってたら、全くのバラバラで『何だったんだ?』ってなった」と落胆の声が殺到した第7話と同じ展開。
また、麗子はタヒチに旅行に行っていたのではなく、拘留されていたこともドラマ後半で判明。篠田の自費出版が“詐欺”だとわかった麗子が詐欺師に詰め寄ったところ、逆にハメられて捕まってしまったようだが、いつの間にか釈放され、逆に詐欺師があっさり捕まる。
さらに、その詐欺に関わっていた女が黒丑に300万円のダイヤを貢いだ女だったことも判明。結局、篠田が自費出版のために紗英から借りた300万円は、まわりまわってダイヤとなり、ケーキの中から麗子がダイヤを見つける……という展開だった。
『麗子失踪事件』というタイトルがついていたため、みんなで麗子の行方を捜すのかと思いきや、そういった描写は一切なし。麗子もほとんど登場しなかった。今回は“スピンオフ”的な描かれ方をしていたことから、形式的な最終回は篠田が殺人の容疑をかけられていた『十ヶ浜殺人事件』を解決した前週だったようだ。
「前クールの『ミステリという勿れ』(同)の最終回も、『Episode 2.5』と銘打たれたサイドストーリーだったので、最近の月9はこの流れが流行っているんでしょうか。今までの『特別編』と題した単なる総集編も“新作ストーリーあるよ詐欺”で相当な反感を買っていましたが、主人公不在のまま進む今回のような最終回も得策とは思えません。いっそのこと、『スピンオフ』と言ってくれたほうがよっぽど潔い気がしますけどね……」(芸能ライター)
そういえば、ドラマ冒頭では篠田が今流行りの“きつねダンス”を踊ってティックトック撮影をしてたが、事件との絡みは一切なし。あれこそ、一体何だったのだろうか。