6月1日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、ネット上で都市伝説的な存在となっていた「K.カズミ」という人物について特集。その正体がとうとう明らかになった。

「K.カズミ」は一部ネット上で有名だった存在。「Yahoo知恵袋」にのみ現れる存在で、身長は2メートル超、体重も200キロ超の超巨漢で、縦にも横にも自動販売機よりも大きい自身の写真を本人が公開している。

 また、電車のつり革を破壊したり、54枚のトランプの束を引きちぎったり、中華鍋を折り曲げるなど、恐ろしい怪力を持つ人物であると自ら投稿していた。

 ネット上ではこの「K.カズミ」が都市伝説的な扱いに。存在するかしないかで定期的に話題になっていた。存在する派の根拠は、「和食麺処サガミ」で「K.カズミ」がざるそば82段を食べるという、プロのフードファイターでも到底叶わないという記録を公式で持っていること。番組では「和食麺処サガミ」を中心に、「K.カズミ」の存在を追うことになった。

 結果的に、「K.カズミ」は現実に存在。しかし、「K.カズミ」は「和食麺処サガミ」の系列店舗で大食いをしているだけで、「Yahoo知恵袋」に書き込んでいる人物はニセモノだということが判明。

 つまり、「和食麺処サガミ」の記録を見た人物が面白がって「Yahoo知恵袋」で「K.カズミ」という人物を創作していったのではないかという結果になった。

 長らく「いる」「いない」で話題になっていた「K.カズミ」論争に終止符が打たれたこの日の放送。視聴者からは、「都市伝説は都市伝説のままにしてほしかった……」「しょうもない内容だった」「都市伝説にネタバレいらないのよ」という否定的な声も集まっている。

「しかし、番組では実際に本物の『K.カズミ』を登場させることにも成功。顔を隠して声を加工した状態だったものの、『K.カズミ』はニセモノに対し、『消えていただきたい』と訴えており、自身のニセモノに嫌悪感を抱いている様子でした。今回の検証により、ニセモノの『K.カズミ』の信憑性はなくなることから、ネットからは『本人のためにはよかった』『本物はこの結果でよかったと思う』という声が聞かれていた」(芸能ライター)

 ネットからこれでひとつ、都市伝説がなくなったようだ。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『水ダウ』都市伝説“K.カズミ”の検証に賛否の声「伝説は伝説のままに」