『マツコの知らない世界』ずさんな再編集の放送に賛否の声「もう潮時?」「裏切り行為」
5月3日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)の内容に対して、視聴者から批判の声が上がっている。
この日のテーマは「旅スペシャル」。ゴールデンウイーク真っ只中の期間にぴったりな内容かと思われるが、実際は当番組お得意の再放送。過去に放送された「豪華列車の世界」「ロープウェイの世界」「ぶらり羽田空港の世界」の3テーマをほどよい尺に編集して放送するという内容だった。
マツコ・デラックス(49)のスケジュールの事情などから、もはや新しく撮影したものを放送するほうが珍しくなっている当番組だが、今回放送されたテーマのうち「羽田空港の世界」は約6年前の2016年に放送されたもの。当時はまだ新型コロナウイルスの感染拡大が始まっておらず、番組でも賑わう過去の空港の様子が取り上げられていた。
しかし、コロナ禍が始まり、羽田だけではなく国内すべての空港が大きな打撃を受けたのは周知の通り。羽田空港も利用者が激減したことで撤退を余儀なくされた店舗も多く、6年前とは大きく様相が変わっているのだ。
それにも関わらず、「今羽田空港が来ている!」と盛り立てる当番組の構成に疑問を覚えた視聴者は多かったようで、番組終了後には「2016年の羽田のおすすめ見せられてもね」「最近マツコの知らない世界、昔のやつばっかりだな」「編集雑過ぎ。再放送するなら、今流せるテーマ選んで欲しいわ」「もう潮時?」「こういうのって視聴者に対する完全に裏切り行為では?」など冷めた声が上がっていた。
しかし、その一方で「羽田空港行ってみたくなった」「連休どこに行く予定もなかったけどマツコ見てたら、旅気分になれた」といった声も。今の世情を予見するかのように、2016年の段階で空港以外の施設も充実させていた羽田空港の先見性を評価する声も少なくなかった。
「大分外出しやすい世の中になりましたが、まだ遠出することに抵抗を覚える人は少なくありません。今年の連休も外出を自粛している人にとって、今回のテーマは喜ばれたようですね」(芸能ライター)
旅気分でゆったりと番組を見られたという人も多く、決して悪い再放送ではなかったようだ。