『ミステリと言う勿れ』伊藤沙莉演じる風呂光にまたも大ブーイングのワケ
菅田将暉(29)主演の月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)の第9話が3月7日に放送された。
第9話は、第8話から続くepisode.6の後編。整(菅田)は、天達春生(鈴木浩介)に招かれ参加したミステリー会が行われている山荘で、かつて天達のパートナーだった美吉喜和(水川あさみ)がストーカーに殺害されたという事実を知る。喜和だけでなく、ストーカーも暖炉にくべられた夾竹桃(きょうちくとう)の毒性の煙で死んでいたことが分かる――というのが前編のストーリーだった。
後編となる第9話でも、第8話に続き女優の伊藤沙莉(27)演じる刑事の風呂光聖子にブーイングが集まっている。
「原作では、山荘に一緒に来るのは整の大学の同級生でしたが、なぜかドラマでは風呂光に変更。しかし、変更しなければならない明確な理由も分からないまま、事件は解決した形に。当然刑事として場を仕切ったり、謎を解決したりすることもありませんでした。後日、署でこの事件の話題になると、風呂光は上司の青砥(筒井道隆)らに向かって『久能さんは やっぱりすごいです。私は一緒にいても何も気付けなかったのに犯行計画を言い当てちゃうし』『刑事として悔しいっていうか、もう本当に尊敬します』と絶賛する始末。視聴者からは『警察としてのプライドないのか?』『こんな無能な刑事ありえない』『素人を絶賛って…』といった呆れ声が集まりました」(ドラマライター)
一方、一時は同じように原作ファンから不相応という声を集めたものの、徐々に認められている登場人物もいる。それが、女優の門脇麦(29)演じる謎の女性・ライカ。
「原作では絶世の美女風に描かれているライカ。どちらかと言えば可愛い系のライカの起用に原作ファンからは少なからず疑問の声が集まっていました。しかし、第9話終盤で描かれたのは、ライカが意識を失くし、次に目覚めた瞬間、『ここ、どこ?』と不思議そうに困惑する様子。居合わせたのは風呂光で、看護師から“千夜子”と呼ばれていることにも衝撃を受けるというシーンでした。目覚めた瞬間、表情も物言いもまったく異なる人物になっていたライカ。門脇の表現力に視聴者からは『鳥肌立った』『いくらなんでも演技上手すぎる』『キャスティング納得しました』といった大絶賛が集まっていました」(同)
設定やキャラが原作と改変され過ぎて、回を重ねるごとにブーイングを集める風呂光と、最終回目前で株を上げたライカ役の門脇。果たして最終回もこの評価のままなのだろうか。