『バイキングMORE』“トンガ頭痛”を謝罪するも批判殺到「言い訳は通用しない」
1月19日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、伊藤利尋アナウンサー(49)が前日に発言した「トンガ頭痛」という言葉について「不適切な表現を用いました」と謝罪するも、批判が過熱している。
伊藤アナは、番組終盤に「ここでお詫びを申し上げます」と切り出すと、「昨日の放送で、トンガの海底火山の爆発が原因とみられる頭痛についてお伝えした際、『トンガ頭痛』という、被災された方に対し配慮に欠いた不適切な表現を用いました」と謝罪。続けて、「画面の文字を私が読み上げる形でお伝えをしました。配慮が至らず大変申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます」と頭を下げた。
番組は前日の18日に、トンガ王国沖で発生した大規模な噴火についてニュースを伝える中で、噴火の影響により「空振」と呼ばれる衝撃波が発生し、日本全国で気圧の変化がみられたと説明。この気圧の変化により頭痛を訴える人も多かったようだが、番組ではSNS上の声として「これトンガ頭痛というのかな」「トンガ頭痛か 昨日の夜から頭痛が続いていてなんか変だと思った」といった言葉を紹介。これに視聴者から「差別的発言」「トンガは今も大変な状況だろうに、報道機関として配慮が無さすぎる」「影響力が強いメディアが使う言葉ではない」と批判が殺到していた。
「本来なら当日の番組の中で謝罪があってもいいところ、それが翌日になってしまったということは、出演者や制作陣の中から不適切発言だと指摘する人が誰もいなかったということでしょう。今回の謝罪は『画面の文字を私が読み上げる形でお伝えしました』と、いかにも“自分たちが作った言葉ではない”と強調するような言い回しになっていましたが、『言い訳は通用しない』『SNSの発言を集めることを取材と思ってるからこうなるんだよ』とますます批判が過熱しています」(芸能ライター)
さらに、伊藤だけが謝罪したことについても「なぜMCである坂上忍の謝罪がないの?」「なぜ指示通りに読んだだけの伊藤アナが謝罪するの?制作スタッフのディレクターやプロデューサーが出てくるべきでは」といった指摘の声も。
すでに3月末で終了することが決まっている『バイキングMORE』だが、そこまで持ち堪えることができるだろうか。