リアルアウトレイジ?『水曜日のダウンタウン』のドッキリ企画が波紋
人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)7月21日放送回の行われた「リアル鬼越ドッキリFINAL」が波紋を呼んでいる。
第3弾にして完結編となった本企画は、突然マネージャーと新人マネージャーが取っ組み合いの喧嘩を始め、タレント側がそれを止めたらお笑いコンビ・鬼越トマホークの「うるせえなぁ!」のくだりを食らうというもの。新人マネージャーがまずタレントに暴言を吐き、マネージャーがそれをフォローすると思いきや、芯を食った暴言を放つというものになっている。
第1弾が放送される前に第3弾までの収録を行ったという本企画。今回は元プロレスラーの長州力(69)、元プロボクサーの具志堅用高(66)、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶ(41)、お笑いタレントのつまみ枝豆(63)がターゲットとなった。
その中でも最も視聴者を戦慄させたのが、つまみ枝豆。数々の“最恐”伝説で知られている枝豆がターゲットだと知ると、MCのダウンタウンは「うわぁ……」と絶句。ゲスト出演していたタレントの伊集院光(53)も「ダメだよ……」と漏らしていた。
ドッキリを別室で見守っていた鬼越が、「危なすぎてFRIDAY襲撃に呼ばれなかった」「武闘派中の武闘派」といったエピソードを披露する中、現れた枝豆はマネージャー同士の喧嘩を最初「おい! やめろよ」と冷静に静止。しかし、新人マネージャーから「うるせえなぁ! たけしの話じゃなくて自分の話で笑い取れよ!」と言われると一瞬にして激高し、「おめぇ俺に言ってんのか?」「もういっぺん言ってみろ、コラ」と新人マネージャーに掴みかかった。
さらに枝豆の怒りは止まらず「殺すぞ、この野郎」まで飛び出したため、マネージャーの芯を食った暴言のタイミングも失われてしまうことに。結局、枝豆が「百歩譲って許してやるよ。でもよ、俺の前でよ『たけし』って言うな。『たけしさん』だろコラァ!」と、お笑いの師匠であるビートたけし(74)へのリスペクトを見せたところでドッキリは終了となった。
このドッキリに視聴者からは「洒落にならない」「戦慄した…」「ターゲットは選ばなきゃだめでしょ…」という声が集まっていた一方……。
「スタジオで鬼越は『コンプライアンスガチガチの令和にジジイのマジギレが見れる最後の番組!』と力説。さらに『(この企画をやめたら)ユーチューブに飲まれちゃいます!』と叫び、出演者の笑いを集めていました。しかし、実際に他の番組ではドッキリもやらせを疑うような企画が多く、過激な番組は絶滅危惧状態。鬼越の言う通り、ギリギリの企画を見られる最後の番組と感じている人も多く、ネットからは『これぞテレビ』『水曜のこの路線は続けてほしい』という声が寄せられていました」(芸能ライター)
また、つまみ枝豆の、たけしへの忠誠心にも多くの称賛が集まっていた。この水曜ダウンタウンならではの持ち味を、いつまでも継続してほしいものだ。