6月14日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、MCの坂上忍(53)のダブルスタンダードっぷりに視聴者から苦言が集まっている。

 問題となっているのは、東京オリンピック・パラリンピックの開催是非について取り上げている際の一幕。番組では東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が公表した、五輪開催時の新規感染者数などの試算を紹介した。

 それによると、大会期間中の選手と関係者合わせて7万7,000人が訪問するとした際の、新規陽性者数は1日当たり7人程度とのこと。また、試算の条件は「誰もワクチンを接種していない」であるため、実際の数値は大幅に下回る可能性があるという。さらにオリパラの観客による人流は、夏休み期間で減少すると見込まれる、通学者の人流より少ないとのことだった。

 これに対し坂上は「これは人それぞれ受け止め方が違うでしょうね。この数字を当てられたとしても、ねえ」と苦笑い。さらにこの試算を発表した感染症対策のための専門家ラウンドテーブルについては「批判するつもりはない」とした上で、ラウンドテーブルに参加している専門家については東京五輪を開催する前提で集められた人たちであると指摘。「最高の開催に向けた最高の数値を出してくれる方々と、京都大学の西浦教授とか、『最悪こういうことになっちゃいますよ』っていうのがあると、比較対象があって分かりやすい」と持論を展開した。

 さらに坂上は、「この数字の弾き出し方っていうのは国民の気持ちを反映してない」と断言していた

 しかし、この発言に視聴者からは、「数字出したら出したで文句言うんだ…」「試算に気持ち入れろはさすがに笑う」「批判のための批判でしかない」という呆れ声が集まっていた。

「坂上といえば、これまで『バイキング』で繰り返し、東京五輪開催しても大丈夫と思わせるようなデータを公表することを要求。3日放送回でも『エビデンスなき五輪をやろうとしている』と吠えていました。しかし、いざデータが出されると、今度は『国民の気持ちを反映してない』。矛盾した発言に視聴者からは呆れ声ばかりが集まっていました」(芸能ライター)

 果たしてオリンピック開催中、『バイキング』はどのような報道を行うのだろうか。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『バイキング』坂上忍、東京五輪の感染者数試算を批判で視聴者から呆れ声