加藤浩次、『スッキリ』アイヌ不適切表現について痛恨の謝罪「北海道出身でありながら…」
3月12日に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)で、アイヌ民族を傷つける不適切表現があったことについて15日の番組冒頭で水卜麻美アナウンサー(33)と加藤浩次(51)が謝罪した。
番組冒頭で、水卜アナは「先週金曜日の『スッキリ』で、アイヌ民族の女性をテーマにしたドキュメンタリー作品を紹介しました。それを受けての放送内容で、アイヌ民族の方々を傷つける不適切な表現がありました」と切り出すと、「制作に関わった者に、この表現が差別に当たるという認識が不足していて、番組として放送に際しての確認が不十分でした。その結果、十分な正しい判断が行われないまま、アイヌ民族の方々を傷つける不適切な表現で放送してしまいました。日本テレビとして、アイヌの皆様、関係者の皆様に深くおわび申し上げると共に、今後の再発防止に努めてまいります」と謝罪。
続けて「アイヌ民族の方々の歴史や文化を深く理解して、広く伝えていくための取り組みを進めてまいります」と言うと、「スッキリの当該コーナーに関しましては当面の間、休止とさせていただきます。改めまして本当に申し訳ございませんでした」と謝罪とともにコーナーの休止を発表。
さらに、この件を受けて加藤も「僕自身も北海道出身という立場でありながら、オンエアがあったとき即座に対応できなかったこと、深くおわびしたいと思います」と言うと、「スタッフともども、若いスタッフなどを含め全員でこういった問題に取り組んでいく。そして理解を深めていく、そういうことを我々はしていきたいと思います。今回はアイヌ民族の方々、本当に申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。
「12日の番組で、アイヌ女性のドキュメンタリーを描いた『Future is MINE―アイヌ、私の声―』を紹介した際、差別表現があったとして批判が噴出。同日夕方の報道番組『news every.』で、キャスターの藤井貴彦アナウンサー(49)が謝罪するも、『無知だったとしても許されることではない』などと批判は過熱。13日には、北海道アイヌ協会の幹部が緊急協議を行い、大川勝理事長が『憤りを感じ、大変遺憾である。このまま終わらせる訳にはいかないので、きちっとした対応を日本テレビにしてもらいたい』とコメントを発表するなど、日テレとしては、簡単な謝罪だけでは済まされないような状況になっていました」(芸能ライター)
3月いっぱいで吉本興業とのエージェント契約が終了し、一部では『いずれ「スッキリ」もクビになるのでは?』と言われている加藤。先に『スッキリ』が終了……ということにならなければいいのだが。