『バイキング』韓国のイジメ問題を取り上げるも批判殺到「完全なイジメ側の思考」
2月17日の『バイキングMORE』(フジテレビ系)での坂上忍(53)と、お笑いコンビ・おぎやはぎの発言に、「完全なイジメ側の思考」「イジメた側を擁護している坂上さん怖い」などといった批判の声が殺到している。
この日は、韓国女子バレーの美人姉妹が10年前の中学時代に起こしたイジメをネットで告発されたニュースを特集。イジメを受けた被疑者が書き込んだネット掲示板によると、双子の姉妹から毎日のように暴言を吐かれ、ときには「トレーニングに身が入っていない!」などの理由で罰金として金を巻き上げるなどの恐喝を受けていたという。さらに、番組では、ナイフで脅されることもあったと伝えられた。
この件を受けて、2人はネット上で謝罪しているが、所属チームから「無期限出場停止処分」と、韓国バレーボール協会から「今後すべての国際大会の代表選手から無期限除外」との厳しい処分を受けている。
これについてカンニング竹山(49)は「いじめられた方は一生、悔しくてたまらなくて嫌な思いしてるわけですから。学生時代のイジメと言えども『イジメたら一生それは罪だぞ』というのを分からせるためには、これは僕は間違ってないと思う」とコメント。被害者が、ネットで告発したことで“世間が逆に姉妹をイジメる加害者になる”という点については、懸念を示していたが、一貫して「イジメられた人にとっては10年前とか20年前とか関係ないから。悔しくてたまんないはずだから」との主張を続けた。
一方で坂上は「10年前の出来事」が大げさになっている点が引っかかっている様子。おぎやはぎ・矢作兼(49)と小木博明(49)も「謝罪したんですし、10年も前ですし」との考えのようで、坂上を含む3人とカンニング竹山は真っ向から意見が対立した。
その後、ネットで批判が必要以上に過熱しないように、解決策のひとつとして「加害者と被害者がお互いに会って話し合いをしたほうがいい」という方法を竹山が提示すると、3人で一斉に「イジメられる側はイジメた側と会いたくないの!」と詰め寄り、「竹山さんと話しになんない」(矢作)、「だってイジメた側の論理じゃん」(坂上)、「おめぇなんなんだよ、さっきから」(小木)と否定。裁判沙汰になる前に話し合いの場を設ける方法も考えてはどうかと提案する竹山の意見が、坂上によっていつの間にか「いじめた側の論理」としてすり替えられ、「この3人が俺をイジメてる変な空気感になってる。話ができない」と竹山は憤っていた。
「ただ、この雰囲気に違和感を覚えたのは視聴者も一緒だった様子。ネット上では『「10年前の事を今更言われても…?」「覚えてないけど、そう言うなら取り敢えず謝るよ」的なの聞いて、うわーって思った。タチが悪いのはおぎやはぎと坂上』『10年経ってるからもう良くない?っていうのは、加害者の思考。被害者はそんなこと思ってない』『竹山さんが良いこと言ってるのに、まともに聞いてなくていじめの始まりってこういう感じなよなって思った』『竹山さんに対して、いじめやってた?っていうけど、それは逆なのでは?』と批判の声が殺到しています」(芸能ライター)
受けた心の傷を考えると「10年前だから……」「謝ったから……」と簡単に許せるわけではないイジメ問題。今回は「イジメたら一生それは罪だぞ」という竹山の意見に賛同する声が多く集まっていた。