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「かねてより韓国びいきと言われるNHKですが、今回はさすがに空気を読んだ判断を下したようです。もし政府が徴用工問題で揺れ、ネット世論が原爆Tシャツに総ブーイングの逆風の中でBTSを出場させてたら、フジテレビどころじゃない”受信料支払い拒否デモ”が起こっていたかもしれません」(週刊誌記者)
たしかに、今回の”原爆Tシャツ”についてはネット保守のヘイトや嫌韓といった規模ではなく、全国民的なレベルで反発を招いていたことは否めない。くわえて、過去にナチス親衛隊(SS)の記章の付いた帽子をかぶり、米国・ユダヤ人団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が謝罪を要求する声明を発表していたことも大きいだろう。無理に”ゴリ押し”して国際問題になることを避けたのかもしれない。
その一方で韓国勢のTwiceは問題なく出場を決めたようだ。メンバーに日本人や台湾人がいることが「緩衝材」となったとも言われるが、その裏には「数字」にまつわる裏付けもあるという。
「Twiceについては、前回の紅白で視聴率37.4%(前半中で5位)の実績があるため、NHKとしては手堅いと見込んでいます。かたやBTSについては、今年4月28日にNHK総合で放送された『SONGS』の視聴率が酷かった。通常4%前後のところ1%台後半だったと言われてます。要は、”韓流が数字を持ってる”との認識ではなく、美脚で魅せるTwiceはお茶の間層全般にウケが良いが、BTSは熱狂的な一部の層に支持されるだけで数字自体は持ってないとの見方も強かったようです」(同記者)
ネット世論の関心が韓流アーティストの出演に向いている中で、あいもかわらず紅白の”慣例”は続いている。今年はジャニーズ事務所からは嵐(10)、関ジャニ∞(7)、Sexy Zone(6)、Hey! Say! JUMP(2)、King & Prince(初)の5組が出演を決め、さらに白組司会に嵐・櫻井翔(36)の起用があった。
「ジャニーズは出演を減らすとの見方が強かったのですがが、無事に”5枠”をキープしました。まっとうな社会常識で考えれば、局や番組に迷惑をかけたTOKIO・山口達也(47)への懲罰的な意味合いで、同事務所の出演は控えるはず。この辺りは旧態依然のままのNHKです」(同上記者)
防弾少年団落選の恩恵を受けたのは、同じ男性アイドルを供給するジャニーズ事務所かもしれない。ともあれ、NHKの体質は変わらず。今年も大晦日は「いつもの紅白」を見せられることになりそうだ。