シリア武装組織の拘束から解放されたフリージャーナリスト・安田純平氏(44)。大手メディアが「英雄として迎えないでどうする」(テレビ朝日・玉川徹氏)などと持ち上げる一方、ネットでは解放後に明かした言動に矛盾や不整合が指摘され、「ホントに捕虜だったの?」などと”自演”疑惑さえ続出しているようだ。


「問題になっているのは、安田氏自身が捕虜生活を『地獄だった』と語っているにもかかわらず、あまりに血色の良い、「傷一つないキレイな顔」で朝日新聞の取材に登場していたことです。朝日の映像を見る限り、顔色はいいし、傷一つない。ニュース記者たちの間でも、ヒゲだけボーボーに伸ばしているのは、無理に”ヤツレ”を演出してるのではと囁かれていました。虐待や暴行があれば、手錠傷や圧迫痕なども気になるはずのに、ふつうに半袖で登場したのもツッコミポイントになってます」(週刊誌記者)


「頭を洗ってはいけないというルールが設定され、服も洗えない。指を動かして関節が鳴ってもダメ。歯磨きもダメ。頭も体も洗っていないから、かゆくてかくと音が鳴る。鼻息も、指が鳴っても、寝ている間に体が動いてもダメ」(2018年10月26日 朝日新聞)と語った安田氏。


 これにはSNSでも「3年も拘束され暴行を受けまともな食事も与えられてないはずなのに傷もなく色艶の良いお顔でテレビに出ちゃったな」「殴られれば鼻の骨などすぐ折れるし、傷が残る。キレイな顔だな」「肌荒れすらないってどんなVIPホテルに滞在してたの?」などと疑問の声が続出した。


 中国人漫画家で保守論客の孫向文氏も、健康そうに見える安田氏の写真に「『長期間(数ヶ月間?)に歯磨き禁止』だったと告白しましたが、以前NHKの健康ヲタ番組『ガッテン!』では、一週間くらい歯磨きしないと歯が黄色になって、口内細菌は体内に侵入し、病気になる恐れもあると伝えてました。安田純平氏の歯は真っ白のようです。」とSNSで疑問を呈している。


 かつて、摂津有岡城で荒木村重に拿捕された黒田官兵衛は、1年間の幽閉生活で髪はボサボサに伸び、全身に皮膚病を患い、膝を悪くして、歩行もままならない状態になっていた。そこまで劣悪な状況でなくとも、現代の我々もわずか数週間の入院生活で歩行障害が出たり、背骨が湾曲したりするものだ。1.5m四方の部屋で、体を伸ばすことも許されなかった安田氏は、驚くべき肉体の強靭さをお持ちのようである。


 安田氏の3年間の略取誘拐・監禁には、まだまだ知られざる一面が隠されているように思われる。当面の間、彼の言動と警察当局の捜査から目を離せそうにない。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 安田純平さん、”傷一つない顔”と”歩行障害なし”に「VIP捕虜」説まで浮上の背景