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「Slack(スラック)」とは、アメリカのSlack Technology社が開発し運営しているビジネスチャットです。日本はもちろん、世界的にも広く認知されているビジネスチャットであり、世界150ヵ国以上で利用されているだけでなく、有料プランの利用企業数も16万9,000社以上と、多くの国と企業で利用されています。
特徴①さまざまな外部ツールと連携できる
Slackはさまざまな外部Webサービスと連携することができます。具体的には、GoogleドライブやGoogleカレンダーといったGoogleサービスのほかに、タスク管理ツールの「Asana」やカスタマーヘルプ支援サービスの「Zendesk」などと連携が可能です。
特徴②検索機能が優れている
Slackは検索機能が優れています。メッセージの検索機能はもちろん、検索結果のフィルタリング機能も優れており、チャンネルや送信者を指定して検索することが可能です。
特徴③高機能な分、価格は少々高め
Slackは機能に優れている分、価格設定が少々高めです。他社の標準的な有料プランは1アカウントあたり月額およそ500円で利用できますが、Slackは850円となっています。
Slackの料金プラン
フリー:¥0/月
プロ:¥850/月
ビジネスプラス:¥1,600/月
エンタープライズ:営業担当にお問い合わせ
Webサイト:https://slack.com/intl/ja-jp/
「LINE WORKS(ラインワークス)」とは、ワークスモバイルジャパン株式会社が提供しているビジネスチャットです。日本でも多くの国民が利用しているチャットツール「LINE」のビジネス版。2021年2月の時点で、導入企業数は20万社を突破しています。
特徴①LINEのインターフェイスを踏襲
LINE WORKSは、個人向けチャットツールであるLINEのインターフェイスを踏襲しています。日常からLINEを利用している人であれば、導入教育不要ですぐに使い始めることが可能です。
特徴②LINEユーザーと繋がれる
LINE WORKSは、社外のLINE WORKSユーザー、LINEユーザーと繋がることができます。例えば、一般消費者のお客様とコミュニケーションを取りたいとき、お客様がLINEのアカウントを所有していれば、LINE上で連絡を取り合うことが可能です。
特徴③カレンダーやファイル保存の機能が搭載
LINE WORKSには、カレンダーやクラウドストレージなどチームでの仕事をサポートする機能が搭載されています。LINE WORKS上でスケジュール管理やファイルの共有を行うことが可能です。
LINE WORKSの料金プラン
フリー:¥0/月
ライト:¥360/月
ベーシック:¥600/月
プレミアム:¥1,200/月
※月額契約の場合
Webサイト:https://line.worksmobile.com/jp/
「Chatwork(チャットワーク)」とは、Chatwork株式会社が提供するビジネスチャットです。Chatwork株式会社は、2000年に現代表取締役である山本 正喜氏の手によって、大阪府で創業されました。Chatworkは国産のビジネスチャットとして多くの企業に導入されており、2021年6月時点で導入企業数は32万1,000社を突破しています。
特徴①国産のビジネスチャットである
Chatworkは日本で生まれたビジネスチャットなので、国産ならではの安心感があります。使い勝手に関しても、シンプルなインターフェイスで設計されているため、ITに詳しくない人でもすぐに使いこなすことが可能です。
特徴②タスク管理機能が充実している
Chatworkはタスク管理の機能が充実しています。具体的には、タスクの対象を自分や相手、グループで設定できたり、タスク設定時にタイムラインから自動で周知が行えたりなどです。個人のタスク管理だけでなく、チームでのタスク管理にも役立つ機能となっています。
Chatworkの料金プラン
フリー:¥0/月
ビジネス:¥600/月
エンタープライズ:¥960/月
※月額契約の場合
Webサイト:https://go.chatwork.com/ja/
「Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)」とは、マイクロソフト社が提供するコミュニケーションツールです。チャットツールの機能に加えて、Web会議や文書管理などの機能も備えており、これひとつでビジネスに必要な多くのコミュニケーションを効率化することができます。
特徴①Office製品とシームレスな連携ができる
Microsoft Teamsは、Office製品と連携させることが可能です。WordやExcel、PowerPointといったOffice製品とシームレスに繋がることができ、Microsoft Teams上からファイルを共同編集することもできます。
特徴②大規模なWeb会議にも対応が可能
Microsoft Teamsは大規模なWeb会議にも対応しています。Teams会議では最大1,000人まで繋げることができ、ライブイベントに関しては1万名まで閲覧者として参加することが可能です。
Microsoft Teamsの料金プラン
Microsoft Teams (無料):無料
Microsoft 365 Business Basic:¥540/月
Microsoft 365 Business Standard:¥1,360/月
Office 365 E3:¥2,170/月
Webサイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software/
「WowTalk(ワウトーク)」とは、ワウテック株式会社が開発・運営しているビジネスチャットです。国産ビジネスチャットとして、金融やインフラ、メーカーや運送など幅広い業界の企業に利用されています。2021年3月にはサービスリリースから7周年を迎え、利用企業数は1万社を突破しています。
特徴①シンプルなUIで導入教育が不要
WowTalkは、シンプルなUIで直感的に操作できるため、ITツールの利用が苦手な方でも導入してすぐに使い始めることができます。デザイン面に関しても、CUD認証(製品が多くの人にわかりやすい配色であることを保証する第三者認証の証)を取得済です。誰でも見やすい配色設計のビジネスチャットとなっています。
特徴②管理機能が充実している
WowTalkは管理機能が充実しています。具体的には、ユーザーや部署の単位で機能の使用可否を細かくカスタマイズできる、「一斉周知」や「ログ監視」など管理者にとって便利な機能を備えている、などです。用途に合わせた“最適な管理”を実現することができます。
特徴③優れたセキュリティ機能
WowTalkは、セキュリティ機能に優れています。大手企業や金融機関への導入実績があり、安全な環境でビジネスチャットを利用することが可能です。具体的には、利用端末を管理者側でコントロールできる「アクセス制限」や、ビジネスモデル特許を取得している「パーティション機能(ユーザーの閲覧・連絡可能な範囲を管理者側で設定できる機能)」など、セキュリティ強化に役立つ機能を多数搭載しています。
WowTalkの料金プラン
シンプル:300円/月
スタンダード:500円/月
プロフェッショナル:800円/月
Webサイト:https://www.wowtalk.jp/
▼より幅広くビジネスチャットのサービスを知りたい方はこちら
【徹底比較】あなたはどれがおすすめ?ビジネスチャット10選
すでにビジネスチャットを利用している方の中には、「機能は理解しているけど、使い方のマナーがいまいちよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。
メールとビジネスチャットは利用上のマナーが異なります。新しくビジネスチャットを使い始めるという方は、事前に使い方のマナーを抑えておくと、スムーズなコミュニケーションを行えるようになるでしょう。
ビジネスチャットを利用する上で心がけておきたいマナーについて解説します。
メッセージを送る際は、簡潔でわかりやすい表現を心がけましょう。ビジネスチャットの利点は、手軽にメッセージを送り合えることにあります。冗長な文章はその利点を損ねることになってしまうので、端的な文章でわかりやすく表現するのが好ましいです。
ビジネスチャットはリアルタイム性の高いコミュニケーションツールです。
しかし、電話や対面でコミュニケーションを取るときのように、相手と同じ時間を共有しているわけではありません。あくまでも非同期のコミュニケーションツールなのです(互いの時間を同期せず、それぞれの時間軸でコミュニケーションを取るということ)。
基本的に、返信のタイミングは相手の手に委ねられています。そのことを理解し、すぐに返信を求めるような行動は避けましょう。
ビジネスチャットは、その手軽さゆえに、些細なきっかけから思わぬ方向に話が盛り上がることがあります。
「③過度なやり取りが発生する」のセクションでも解説した通り、仕事においてある程度の雑談はあったほうがいいですが、行きすぎてしまうと、業務に支障をきたす可能性もゼロではありません。
雑談する際はほどほどを心がけ、脱線していると感じたら早めの軌道修正を意識できるといいでしょう。
チャットのメッセージだけでは、コミュニケーションが円滑に進められないこともあるでしょう。そのような場合は、電話やビデオ会議など既存ツールを活用し、状況に応じてツールを使い分けるのがおすすめです。
▼ビジネスチャットのマナーについて詳しく知りたい方はこちら
ビジネスチャットのマナーを解説!メールとの違いや活用事例もご紹介
ビジネスチャットの活用事例として、筆者所属のワウテック株式会社が提供しているビジネスチャット・社内SNS「WowTalk(ワウトーク)」をご利用いただいているお客様の事例を紹介します。
東京の中心部から、その周辺地域へとわたる複数の地下鉄路線を保有している東京地下鉄株式会社様。東京を支える交通のライフラインとして、9つの路線を運行されています。
鉄道事業において、「ICTを活用した質の高いサービスの提供」を図るために、業務上の情報連携(コミュニケーション)手段を見直し、社員間の迅速な情報共有などを目的として、ビジネスチャットの導入を検討されるようになりました。
現場における駅員間の情報共有や、輸送障害の対応など緊急時における一斉連絡にWowTalkをご活用いただいています。
国内外に拠点を持ち高層マンションや橋梁などの建設工事を手掛ける、三井住友建設会社株式会社様。
2019年4月にDX推進グループが新設され、その推進活動の一環としてコミュニケーションのDXが図られるようになったそうです。管理機能が充実していることや直感的な扱えることなどを魅力に感じられ、WowTalkの導入を決められました。
三井住友建設株式会社様では、離れた場所での業務連絡や報告全般にWowTalkをご活用いただいています。
創業150周年を超える老舗ブランド「鈴廣かまぼこ」を提供する株式会社鈴廣蒲鉾本店様。
WowTalkを導入する以前からグループウェアを始め、ITツールを活用されていたそうです。現在はDXの推進にも積極的に取り組み、コミュニケーション課題の解決という切り口からビジネスチャットの導入に至りました。
コミュニケーションのインフラとしてWowTalkを活用いただいており、インタビューの中では、繁忙期には一時的に利用アカウント数を増やすなど、多数の販売スタッフの方が働かれている鈴廣蒲鉾本店様ならではの活用方法もお話しいただいています。
いかがでしょうか。本記事では、主要ビジネスチャット5選やビジネスチャットの選び方、導入するメリット・デメリットなど、ビジネスチャットに関する幅広い情報を紹介しました。
ビジネスチャットはコミュニケーション活性化や業務効率化が期待できる、ICTツールです。自社に合ったサービスを選び、正しく導入することで、よりよい働き方の実現をサポートしてくれるでしょう。
導入を検討されている方は、ぜひこの記事を参考に自社に合ったビジネスチャットを探してみてください。