頬にできたシミを効果的に解消する人気美容治療 5選
posted by 編集部スタッフ
頬にできるシミの原因とは?
頬にできるシミの主な原因は紫外線と加齢です。
紫外線を浴びると、肌を守ろうとする反応としてメラニン色素が生成されます。しかし、過剰に生成されたメラニン色素が肌の一部に集まってしまうことでシミが形成されます。また、加齢により肌の新陳代謝が低下すると、メラニン色素の排出も滞りやすくなります。これもシミを引き起こす要因です。その他、妊娠やピル服用などで女性ホルモンバランスが乱れることもシミを生じさせる可能性があります。
シミに効果的な美容治療の基礎知識
シミに効果的な美容治療は、レーザー治療や光治療、ピーリング、イオン導入や美容成分の注入などがあります。
レーザー治療はメラニン色素に反応する特殊な光を肌に当てることでシミを薄くします。
一方、光治療(フォトフェイシャル)は広範囲の肌トラブルを改善し、全体的な肌質向上も期待できます。
ピーリングでは古い角質層を取り除き新たな皮膚組織の生成を促進し、シミの色素沈着を改善します。
また、イオン導入や美容成分の注入では直接有効成分が働くことでメラニンを還元、排出、予防することで、顔全体的な広範囲のさまざまなシミを徐々に薄くします。
①シミ(老人性色素斑)を消すならレーザー治療
濃くくっきりとした老人性色素斑には、レーザーで部分的に焼き消す方法が効果的。
黒や茶褐色のメラニン色素に反応するレーザー光線を当てることで、シミを焼き、ターンオーバーとともに排出します。
治療後は赤みや腫れが出て、しばらくは瘡蓋のように残りますが、数週間程度で落ち着きます。
広範囲のシミやくすみは IPL照射治療
そばかすや広範囲のシミやくすみには、IPL(Intense Pulsed Light)照射治療が効果的です。IPL照射治療は、さまざまな波長の光を肌に当てることでメラニン色素を分解し、シミやくすみを改善します。また、光エネルギーが真皮層に到達することでコラーゲンの生成も促進されます。これにより肌全体の質感改善や引き締め効果も期待できます。
ただし、一度の治療ではあまり大きな変化は見られず通常数回以上の施術が必要です。また施術後は日焼けを避けるなど紫外線対策も重要です。
そのため、「一度で大幅な改善を求める」、「日焼けが避けられない」等の場合は別の方法を検討した方が良いかもしれません。
医療用のIPLにも色々な種類がある
医療用のIPL(Intense Pulsed Light)には実際にさまざまな種類が存在します。これらは基本的な機能や効果は同じですが、波長の範囲や出力の強さ、冷却機能の有無などに違いがあります。例えば、「フォトフェイシャル」は比較的広範囲の波長を持ち、肌全体をケアすることを目指しています。一方、「M22」や「リムーバ」等の高性能マシンでは細かく設定を調整できるため、個々人の肌状態に合わせた治療が可能です。また一部では冷却機能も付いており施術時の痛み軽減も図られています。選ぶ際は自身の肌質・肌状態とクリニックごとの導入マシンを確認しましょう。
色素沈着やくすみの改善にはケミカルピーリング
色素沈着やくすみの改善にはケミカルピーリングが効果的です。
ケミカルピーリングは、特定の化学物質を肌に塗布し、古い角質を剥がすことで新しい皮膚組織の生成を促進する治療法です。これによりメラニン色素が沈着した古い皮膚層が取り除かれ、新たな明るい肌へと生まれ変わることでシミやくすみを改善します。また同時に毛穴の詰まりも解消し、ニキビなど他の肌トラブルも予防します。ただしピーリング後は一時的に肌が敏感になるため十分な紫外線対策や保湿ケアが必要です。
ケミカルピーリングは何回くらい必要?
ケミカルピーリングの回数は、個々の肌状態や目指す効果によります。ただし、一般的には4〜6週間に1回を目安に、3〜6回程度の施術が推奨されています。これは皮膚のターンオーバー(新陳代謝)周期と合わせて行うことで最も効果的だからです。しかし、シミや色素沈着が深刻な場合やより高い効果を求める場合は10回以上必要なこともあります。また、施術後も定期的なメンテナンスが重要です。具体的な治療計画は専門医と相談しながら決めることをおすすめします。
肝斑などに効果的なレーザートーニング
「肝斑」は、女性ホルモンの影響や紫外線などにより顔の両側に広範囲にわたって現れるシミです。肝斑を効果的に治療する方法としてレーザートーニングがあります。
レーザートーニングは、低出力のレーザーを使用して肌全体を均一に照射し、メラニン色素を微細化・分散させる治療法です。これによりシミやくすみが改善され、全体的な肌色も明るくなります。
特徴的なのは、「高出力で一部を強く焼きつける」ではなく「低出力で広範囲をソフトに刺激する」ことであり、そのためダウンタイム(赤みや腫れ等)がほとんど無い点です。また月1回程度の頻度で行うことで持続的な効果が期待されます。
ただし根深い肝斑への効果は個人差があるため、専門医と相談しながら最適な治療法を選択しましょう。
最近は、ピコレーザーで行う「ピコトーニング」などもあり、より強いパワーで肝斑の色素を粉砕できますが、それでもやはり一度では効果を感じることは難しく、肝斑が消えるまでには5〜10回程度、2週間以上間隔を空けて繰り返し施術をする必要があります。
身体の内側からシミを消す効果のある内服薬
シミを消す効果のある内服薬として知られているものに「トラネキサム酸」があります。トラネキサム酸はもともと出血止めの薬として開発されましたが、その副作用でメラニン色素の生成を抑制する働きがあることが分かり、シミ治療に応用されています。また、「ポリポディウム・レウコトマス」というフェルン(シダ植物)由来の成分も注目されています。これは強力な抗酸化作用を持ち、紫外線による肌ダメージを防ぐ効果が期待されます。ただし内服薬は体全体に作用するため副作用リスクもあります。自己判断で使用せず必ず医師の指示に従いましょう。
頬のシミを解消するために自宅で行うべきケアは?
頬のシミを解消するために自宅で行うべきケアは、まず日々の紫外線対策です。UVカット効果のある化粧下地や日焼け止めクリームを毎日塗り、帽子やサングラスで直接的な紫外線を遮断しましょう。また、ビタミンCや美白成分(トラネキサム酸、アルブチンなど)が配合された美白化粧品も効果的です。そして飲食による内側からのケアも大切で、ビタミンC豊富なフルーツや抗酸化作用のある緑茶などを摂取すると良いでしょう。しかし根深いシミには限界がありますから、自己判断せず皮膚科医に相談することも重要です。
シミケアはシミの種類見極めが大切。まずは皮膚科で相談してみて
シミの原因や種類によって最適なケア方法は変わります。例えば、紫外線や加齢による一般的なシミと、女性ホルモンの影響で広範囲に現れる肝斑では治療法が異なります。また、自己判断でケアを行うと逆に肌を傷つけてしまう可能性もあります。したがって、まずは皮膚科医に相談し、専門的な診断を受けることが大切です。それに基づき適切なスキンケアや治療法を選ぶことで効果的にシミを改善することが可能となります。