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スカルプリフトには「プラス」と「アクティブプラス」の2機種があり、今回ご紹介するのは、より刺激が強い「アクティブプラス」の方となります。
EMS刺激を与える頭皮ケアブラシの美容機器は他社製品も含めると様々ありますが、ミーゼのスカルプリフトの特徴としては、スカルプ用とフェイス用の2つのブラシアタッチメントの使い分けをする点です。
▼SCALPモード用は、頭皮にしっかりと当たるように、針の長さが全体でアーチ型になるように設計されています。
▼FACEモード用は、細かな凹凸にも優しくフィットするように、針がしなるようになっています。
また、それぞれ周波数やリズムパターンが違い、それぞれに適切な刺激を与えるように作られています。
2022年6月にリニューアルして登場した「スカルプリフト アクティブプラス」が従来品(スカルプリフト アクティブ)から進化した点をご紹介します。
旧機種から新機種への最大の進化は、ズバリフィット感。これにより、EMSの刺激が肌を通して得やすいので、使用時の実感性の向上に繋がっています。
公式の情報で「リフト力体感144%UP」とのこと。
様々なメーカーから出ているEMSのスカルプブラシ系製品といえば、ミーゼ意外にも某有名商品がありますが、そちらはかなり刺激感が強く痛い使い心地が特徴的。その一方、ミーゼのスカルプリフトシリーズは痛くないことが特徴的でした。
しかし、意外にも強めの刺激を求める方が多いことから、スカルプリフト プラスの方は従来通り痛みが少なく、スカルプリフトアクティブプラスの方は痛いと感じるような感覚の違いを出しているとのこと。
スカルプリフトには現在、下記の2機種の展開があります。
機能の比較は下記の通りです。
ブラシ型なのに頭皮だけでなく顔周りに使用できる、というのが最大のポイント。
頭皮、つまり頭筋へのEMSマッサージができるSCALPモードと、表情筋などにEMS刺激を与えるFACEモード、2種類を使い分けて使用します。
FACEモードは、顔だけではなく首・肩・やデコルテなどにも使用できます。
頭筋とは前頭筋、側頭筋、後頭筋の三つをまとめた名称です。
腕や脚などの筋肉は筋トレで鍛えられますが、頭の筋肉は筋トレがほぼ不可能な部位。そのため、肩周りの血流が悪くなると、それに連動して頭皮も血流が悪くなって栄養成分を十分に送れなくなったり、顔色がくすんだり、表情も硬くなったり、なんとなく疲れた感じに見えたり、髪の毛の根元が硬くて髪がふんわり決まらずヘアスタイルが決まらなかったりと、美容的にもマイナスに。さらに、それが続くと、頭皮環境も悪くなり、フケが出やすくなったり育毛にも悪影響なんです。
そこで、電気の力で頭筋に刺激を与えて、活性化できるのがこちらのマシーン。
指でマッサージするのももちろん効果的ですが、例えばネイルをしていて爪が伸びていると難しかったり、擦ったり押し付けるようなことをしすぎると、頭皮の肌表面の過剰な摩擦をしてしまうことにつながってしまいます。その際に、こちらのマシンを使用することで皮膚表面の摩擦を最小限に抑えつつ、適切に筋肉に刺激を届けられます。
顔についても同様に、肌に摩擦をあまり加えることなく、皮膚と脂肪の下にある筋肉に電気刺激を与えることで、表情筋ケアができます。
最近マスクをしていて、表情が固くなってしまった、という方も多いと思います。
頭皮ケアの後にお顔周りにもEMSを当てて、表情筋が休みっぱなしでむくむ、あるいは働きっぱなしでこわばる、などの状態をケアしてあげましょう!
ミーゼシリーズはお風呂で使えるので、こちらのスカルプリフト アクティブプラスもちろん防水仕様。
防水性能はIPX5(あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない。防噴流型。) シャワーなどが当たっている状態でもOK。
浴室でシャンプーやトリートメントしながらのケアに使用可能です。
(浴槽のお湯の中に水没させるのは避けてください)
【スカルプ用の機能】
* 低周波EMS
* マイクロカレント
* バイブレーション(ON OFF切り替え)
* 赤色LED
これらが出力されます。
【フェイス用の機能】
* 低・中周波EMS
* マイクロカレント
* バイブレーション(ON OFF切り替え)
* 赤色LED
これらが出力されます。
ここでのポイントは、フェイス用は低周波と中周波のミックスという点です。
頭皮に関しては筋肉の層の深さがある程度一定なので、安定した低周波で断続的に刺激を与えていくのに対して、フェイス用は、顔の皮膚の下の複雑な構造に合わせて低周波と中周波を組み合わせたランダムな刺激を与えます。
刺激の感じ方は使用する状況や人により違いがあると思いますが、参考のために今回使ってみての刺激の間隔をレベルごとに表現すると下記のような具合でした。
【SCALPモード】
Lv1…それほど強い刺激ではないが、しっかり感じられる。シュワシュワ炭酸が弾けるような肌感覚。
Lv2…しっかりと感じられるが、痛くはない。
Lv3…十分な刺激を感じる。人によっては痛いと感じる程度。私はこのくらいが丁度。
Lv4…かなり刺激を感じる。3に慣れてきたら4にするくらいが丁度よかった。
Lv5…痛みに鈍感な私でもちょっときつい。4で物足りなくなってから使いたい。
Lv6…かなりの強い刺激。ジリジリと感じる。反射的に体がこわばるくらい。
【FACEモード】
Lv1…微かに刺激を感じる。ちょっとピリピリと感じる程度。
Lv2…一気に刺激感の段階がアップ。ビリビリくる。微かに表情筋がぴくぴくと動く。
Lv3…結構強め。ビリビリ感は感じるが痛みはそれほどでもない。場所によってはビクンと大きく筋肉が反応する。
Lv4…かなり強い。3の刺激で慣れておかないとキツく感じる。
Lv5…痛みを感じる。筋肉も大きく脈打つように反応する。
Lv6…慣れていないと耐え難い刺激。上級者向け。
刺激のレベルは、スカルプモードもフェイスモードも、Lv1ではかなり優しく、Lv6ではかなりきつめと、刺激感の振り幅が大きく、初心者から上級者まで満足感を得られそうな印象を受けました。
【スカルプモード使用後(半顔)】
顔の左側(向かって右側)のみ、スカルプモードでケアしてみました。
頭皮のケアだけで、顔には使っていないのですが、顔の輪郭が整った感じがします。頬の位置も上がりましたね。また、血色がよくなり透明感もUPしました。クマも若干薄くなりました。
手で触ってみると、持ち上がったというか、全体的にキュッとコンパクトになった感じがしました。スカルプモードだけでも目に見える変化が出ました。
ただ、クマやほうれい線、マリオネットラインなどの影になった部分に関しては大きな変化はありません。
【フェイスモード使用後(半顔)】
続いて、同じく左半顔(向かって右側)だけ、フェイスモードでケアしてみました。
今度は、クマやほうれい線、マリオネットラインといった影も薄くなりました。肌のハリがUPし、ツヤが増しました。フェイスラインもさらに整った感じがします。
顔以外の部分で、首元や肩周りもスッキリしました。
【木製のブラシでも比較】
ここで一つ疑問が生まれました。
「そもそも、EMSじゃなくて、ブラシを当ててマッサージすれば、ある程度むくみってとれたりするものなのでは?」
そんな疑り深い私は、ケアをしていない右半顔(向かって左側)を、木製ブラシを使って同じように頭皮と顔に当ててみました。
やはり...ただのブラシでケアしても、全く何もしないよりはマッサージ効果によって若干血色の改善とむくみの改善ができました。
しかし、スカルプリフトとははっきりと区別できる違いがあります。それは肌のハリ!
スカルプリフトを使った方は、肌の内側から押し上げてくるようなテンションを感じ、よりツヤや透明感が映えます。
マッサージ効果による小顔だけでなく、電気刺激による肌のハリ・ツヤ・透明感こそが、このスカルプリフトでのフェイシャルケアの最大のメリットでした。
湯船に浸かって体が温まっている時にこのケアをすることで、相乗効果が生まれます。また、EMSは肌が濡れた状態で使用することが必須なので、バスタイムを有効活用できます。
スカルプリフト アクティブプラスは、同シリーズのスカルプリフト プラスよりも刺激強めということで、使用する前は、上級者向けかな、と思っていました。しかし実際に使ってみたところ、出力レベルで細かく調整が可能なので、「痛すぎて続けにくい!」という失敗を避けられそうだと思いました。
フェイス用アタッチメントが柔らかくしなるので、肌に強く当てても余計な摩擦が加わることなくケアができます。そのため、肌表面を労わりつつも攻めの表情筋ケアができます。
▶︎EMSの頭皮ブラシにプラスアルファの機能を求める方
▶︎バスタイムに美容ケアを行いたい方
▶︎肌負担を少なく、小顔ケアを行いたい方
▶︎本格的なEMS美顔器を求める方
基本的にはネガティブに感じる部分はなく、毎日使いやすい商品だと思いました。
しかし、強いて何かあげるとするなら、スイッチのデザイン。
スイッチのボタンが細長いので、ヘアトリートメントなどをしている状態だと手元が滑って、ボタンの感触が指先で感じにくく、スイッチを押しにくい時があります。
また、レベル表示が3つのランプの点灯の仕方で判断するのも、慣れるまではちょっとわかりにくいなと感じました。(慣れれば問題なし)
* 効果・・・・・・・★★★★☆
* 機能・操作性・・・★★★☆☆
* デザイン・・・・・★★★☆☆
* コスパ・・・・・・★★★☆☆
* その他満足度・・・★★★★☆
総合評価 3.4 ★★★☆☆
効果は1回で実感を得られたため高得点。
機能性やデザインについては、アタッチメントやEMSの出力のパターン、また刺激感などは評価が高かったものの、ボタンなどの操作性に改善の余地ありということで通常評価の3ポイント。
コスパに関しては、59,400円と、美顔器としては並ですが、競合商品と比較すると安価なので高すぎず、安すぎずの3ポイント。
その他満足度に関しては、私自身が毎日使い続けたいと感じたところで加点し4ポイントとなりました。
ブランド名:mysé(ミーゼ)
製品名:スカルプリフト アクティブ プラス
販売価格:税込59,400円
発売日:2022年6月初旬
型番:MS-82G
外形寸法:約W54×D180×H56(mm)
質量:約123g
付属品:アタッチメント(スカルプ用/フェイス用)、ACアダプター、充電台
取扱先:【6月初旬より】公式通販サイト「ヤーマンオンラインストア」、一部通販、全国の家電量販店、ヤーマン直営店
【6月中旬より】ヤーマン公式ショップ 楽天市場店、ヤーマン公式ショップ PayPayモール店、ヤーマン公式ショップAmazon店 *店舗により発売日が変更になる場合がございます。