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小顔に見せるヘアスタイルといえば、できるだけ髪で顔を隠して面積を少なく見せることが重要だと思っていませんか?
実際に、前髪やサイドの髪で輪郭をすべて覆い隠している女の子を見かけますが、残念ながら「いかにも顔の大きさを誤摩化している」という印象になってしまい、逆効果になってしまうことがあります。
そればかりか、顔を隠す髪のせいで全体の印象が暗く見えたり、清潔感を感じられなかったりと男の子にも不評です。顔の大きさを隠せてもキレイに見えなければ意味がありませんよね。
でも顔全体を出すヘアスタイルは抵抗がある・・という人も大丈夫、カバーするべきポイントさえ知っておけば、他の部分はすっきり出しても充分小顔に見せることができます。ここからは、そのポイントについてお話ししていきますね。
小顔に見せるへアスタイルといっても、ひとりひとりの顔の形によってポイントは違います。いわゆる雑誌に載っている小顔へアをマネしても、自分の輪郭に合っていなければ逆効果になってしまうこともあるので注意しましょう。
まずは自分の顔をよく観察して、どのタイプに分類されるのかを知ることが大切です。
・丸顔:縦の長さよりも横幅が広く、頬がぽっちゃりとしている。
・面長:横幅よりも縦の長さが目立つ。頬はすっきりとしている。
・逆三角形:顎が小さく、尖っている。全体的にシャープな印象。
・ベース型:エラが張っていて、顔全体が四角く見える。ハチが張っている人も。
このなかで自分がどのタイプに当てはまるのかが分かれば、あとはそれに合わせた小顔ヘアのポイントを押さえるだけです。
鏡を見てもよく分からない人は、最近の自分の写真を見てみましょう。人と一緒に写っているものだと、比較できてより診断しやすくなります。家族や友達に聞いてみるのも客観視できていいですね。
それではさっそく、顔型別の小顔ヘアのポイントを詳しくお伝えしていきます。
丸顔の人は、年齢よりも幼く見えるので簡単に可愛らしいイメージをつくることができます。男の子にも人気がありますね。
ただし、大人っぽい雰囲気がつくりづらく、顔の横幅が強調されると大きな顔に見えてしまうというデメリットがあります。
そのため、丸顔の人はできるだけ縦のラインを上手に強調することが小顔に見せるポイントです。
まずは前髪ですが、おすすめは長めのセンターパート(真ん中分け)です。頬のあたりに前髪をハラリと落とせば、ぽっちゃりしがちな頬がすっきりと見えます。また、おでこを出すことで縦幅が出て、理想の卵形の輪郭に近づきます。大人っぽい雰囲気にもなりますね。
もし可愛い雰囲気を残したいなら、眉上に短めの前髪をつくるのもおすすめです。縦の長さが強調されるので、丸顔をカバーしつつキュートな印象にすることができます。
そしてサイドの髪は、頬の丸さを隠すようにレイヤーを入れるといいでしょう。このとき、厚めの髪で輪郭を隠し過ぎると不自然になるので要注意です。透けるくらいの少なめの髪を頬に沿わせることで、あくまでも自然に丸顔をカバーすることができます。
丸顔の人は、幅が広めの前髪をつくると一気に顔の横幅が広がったように見えてしまいます。顔がまん丸に見えたり、より頬がぽっちゃりと見えるので、前髪をつくる時は幅を狭くしましょう。
そして、トップの髪がぺちゃんこだと縦幅が短くなって、余計に丸顔が強調されます。ふんわりと高さを出すと、自然と理想の顔型に近づきますよ。
面長の人は、年齢よりも大人っぽく見えて、シャープな印象を与えます。知的にも見えますが、縦の長さが強調されると老けて見えたり、間延びした顔になってしまうなどのデメリットがあります。
ナチュラルに横幅を強調して、柔らかいイメージをつくることが小顔に見せるポイントです。
前髪は、少し厚めに取ってナナメにふんわり流すスタイルがおすすめです。まっすぐに下ろすと、縦の長さが強調されたり、面長の大人っぽい雰囲気とミスマッチになってしまうことがあります。
また、前髪は幅を広めにつくることもポイントです。顔の横幅が広がったように見えて、バランスの整った輪郭に整えることができます。
そしてサイドの髪は、ゆるいウェーブをつけたり動きを出して、縦の長さをカモフラージュしましょう。一気にフェミニンな印象になります。
基本的に面長の人はストンとした直線的なヘアスタイルはNGですが、どうしてもストレートにしたい場合は、顔周りの毛を遊ばせて縦のラインを強調しないことでカバーできます。
面長の人は、できるだけ前髪をつくるといいでしょう。おでこ全開のヘアスタイルは顔を大きく見せます。とくに、センターパーツ(真ん中分け)はNG。もっとも縦幅を強調するヘアスタイルです。
少なめの透けるような前髪よりも厚めのほうが小顔効果は高いですが、そのぶん顔の印象が暗くなりがちなので工夫が必要です。おでこをチラ見せして軽さを出したり、サイドの髪が顔にかからないようにすると明るい印象になります。
またヘアレンジをする時は、トップに高さを出し過ぎると面長を強調してしまうので注意しましょう。髪をまとめる時も顔周りの髪を残して動きをつけると、縦の長さが目立ちにくくなりますよ。
逆三角形の人は、顎がツンと尖っているので小顔に見えやすく、比較的どんな髪型でも似合います。
ですが、シャープな印象になりすぎると女性らしさが薄れたり、キツいイメージになることも。もともとの輪郭を生かしながら、上手に柔らかさを出すことがポイントです。
まず前髪は、直線的なラインやぴったりとしたタイトな分け目は避けましょう。キツさが出てしまいます。
軽くカールをつけたり、はっきりと分け目をつけずに無造作な動きを出すと、ラフで柔らかい印象になります。
そしてサイドの髪はぺったりとしていると顔の印象が寂しくなってしまうので、フェイスラインから首元にかけてボリュームが出るようにカットすると華やかさが出ます。ショートやボブの人でも、襟足をハネさせたり動きをつけることでグッと女性らしくなりますよ。
ボリュームの無いさっぱりとしたヘアスタイルは、もともと細い顎のラインをより強調するので避けたほうがいいでしょう。女性らしさよりも少年のようなシャープさが際立ってしまいます。
また、逆三角形の人は顔の下半分が細いだけにハチが張って見えることもあるので、トップをふんわりと立たせてシルエットを整えるのも効果的です。
ベース型は骨格がはっきりしているのでキリッとした印象をつくりやすく、かっこいい女性というイメージを与えます。
ただし、エラが目立つと顔が大きく見えるだけでなく、男性的になってしまうというデメリットがあります。ヘアスタイルを間違えると顔がゴツく見えがちなので、上手にカバーすることがポイントです。
もともと顔の長さが目立たない人は、前髪をつくらずに伸ばして輪郭にハラリと落とすことで、エラをカバーできます。
もし前髪をつくる場合は、パッツンや直線的だと輪郭を強調してしまうので、ラフにカットして動きを出すといいでしょう。ふんわりとナナメに流しても女性らしさが出ます。
サイドの髪は、顎のラインでレイヤーを入れて輪郭に沿わせることで小顔に見えます。短い髪が好きな人は顎までのボブにするのもいいでしょう。
また、個性的な雰囲気にしたいなら思い切って姫カットにすると、エラが隠れて一気に顔が小さく見える人もいます。
ベース型は、サイドの髪を耳にかけたり、後れ毛を出さずにきっちりとまとめると輪郭の四角さが強調されてしまいます。
ストレートでもウェーブでも、自然と輪郭に髪を落としてカモフラージュすることが大切です。
もし重い雰囲気になってしまうなら、顔周りの髪だけを輪郭にかぶせて、後ろの髪は耳にかけるとスッキリとした印象になりますよ。
だれでも簡単に小顔になれるヘアスタイルのポイントをご紹介しました。小顔へアといっても、ひとりひとりの顔型によってまったく違うので、まずは自分の顔型がどれにあてはまるのかを見極めることが重要です。
それさえ分かれば、あとは上手に自分の輪郭の欠点をカバーするだけで驚くほど小顔に見せることができますよ。顔の大きさで悩んでいる人は、ご紹介したポイントをぜひ参考にしてみてくださいね。