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ツボ押しは若い人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、中国では2,000年以上に渡っておこなわれている治療方法です。
ツボは全身に無数にあり、正式には「経穴」と呼ばれます。指で刺激することで、心と体の不調を改善する効果があるのはWHO(世界保健機関)にも認められています。
体を押すだけで不調が治るなんて不思議ですが、その仕組みとしては、体の中を巡る経絡という線上に”気”が通っていて、ツボを押すことで”気”の乱れや滞りを整えることができるとされています。
身近なものでは胃腸の働きの改善などに使われますが、美容の分野でもツボ押しの効果は注目されています。例えば、血液の巡りをよくしたり、筋肉のコリをやわらげたり、自律神経を整えるツボが効果的です。
顔を大きくするむくみや筋肉の張り、ストレスを改善して小顔になるだけでなく、美肌も目指すことができますよ。
ツボの場所を正確に見つけるのは、素人ではなかなか難しいものです。ある程度共通して「この辺り」というのはありますが、人によって微妙に違うこともあるので、あとは感覚をもとに探していきましょう。
ツボのある場所は、押すと凹んでいたり、コリコリとしていたり、キュウッと痛みがあるなどの違和感を感じることがあります。その感覚に従って押していくと、ツボを見つけることができます。
そして、ツボの押しの効果は押し方も重要です。しかし細かいノウハウを知るにはなかなかの鍛錬が必要なので、基本的な押し方をここではご紹介します。
1. 親指の腹を使って、息を吐きながらゆっくりとツボを押す
2. そのまま5〜7秒間押し続ける
3. 息を吸いながらゆっくりと離す
ポイントは、ゆっくりと押すことと、呼吸です。皮膚の奥に刺激を伝えるようにじっくりと押していきましょう。強さは、あまりグリグリと押さずに、イタ気持ちいいと感じる程度がベストです。
もし爪が伸びている場合は、ツボ押し棒やボールペンを使って押してもいいでしょう。
では実際に、小顔になるツボを4種類ご紹介します。1つのツボにたいして、4〜5回ずつ押していきましょう。
巨りょうは、頬のたるみや引き締めに効果があるので、顔をリフトアップしたい女性にぴったりのツボです。
巨りょうの場所は、黒目の中心からまっすぐ下におりて、小鼻の横のラインと交わったところにあります。左右対称にあるので、両方を同時に押しましょう。
頬車は、エラの筋肉の張りを解消する効果があります。二重あごやたるみにも効果的です。また、唾液の分泌を促す効果があるので、口臭予防にもなります。
頬車の場所は、歯をグッと噛み締めた時にボコッと膨らむところにあります。具体的には、エラの骨の角から指1本分内側です。両側にあるツボを同時に押しましょう。
四白は、むくみやたるみ、目の下のクマ、眼精疲労に効果があります。美容鍼にもよく使われているツボです。
四白の場所は、黒目の中心から指1本程度(約2cm)下におりたところです。眼球を押さないように気をつけながら探してください。こちらも左右対象にあるので、両側を同時に押しましょう。
承漿は、むくみやたるみ、ニキビ、口元の歪みなどに効果があります。二重あごの改善にもとても効果のあるツボです。
承漿の場所は、下唇の下のくぼんでいる部分の中心にあります。骨が凹んでいるので分かりやすいと思います。
ツボを押すだけで顔のむくみやたるみなどを改善して、引き締まった顔に整えることができます。この記事でご紹介したツボは、どれも小顔に効果のある代表的なものなので、続けるほどに嬉しい変化を感じるはずですよ。お風呂や眠る前のリラックスタイムにツボ押しを習慣にして、スッキリ小顔を目指しましょう。
こちらのツボ押しを実際に試してみて、感じた効果などがあればぜひ記事の下にあるコメント欄から書き込みお願いします♪