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アーチがなくなっているということは、筋肉が緩んでいるということです。アーチの部分は脚の指が握る動作で力が入ります。試しにやってみてください。うまくできましたか? うまく動かせない方、握れてもぎこちない方、どちらも普段使えていない証拠です。
使えていない方の特徴として足裏全体でつくペタペタ歩きになっているはずです。そのため歩幅も小さくふくらはぎで動かない部分の代用をしてしまい疲れやすくなります。また股関節の動く幅も狭くなるので血流が悪くなってしまいます。
足裏を使えることで、つま先側でしっかり地面を押せるようになり、歩幅も自然と大きくなります。ふくらはぎの負担も減り疲れにくくなります。
偏平足の改善には「タオルギャザー」という運動が効果的です。タオルを1枚準備しましょう。
・椅子に座り、タオルを足元に敷く(端に足の指がくるように)
・脚の指を握るようにしてタオルを引き寄せる。
※寄せきるまでで1セット
慣れた方、余裕がある方はタオルの先端に重りを乗せましょう。
3セット~5セット
タオルギャザー以外にも足裏を鍛えるためのツールも販売しているのでよかったらこちらもお試しください
動きをよくするため、トレーニング後はこまめにストレッチしましょう。
トレーニングといっても筋肉痛になったりと、きついものではありません。地道に使うだけでむしろ日常が楽になるはずです。偏平足になりかけの方も今のうちに行いましょう。
正しい歩き方には賛否両論ありますがこの記事では踵(かかと)からつく歩き方を前提としています。
最近では「踵からつくのは膝を痛めるため脚の裏全体でつくべきだ(上記のペタペタ歩き)」という意見、記事もあります。
しかし筆者は、踵からつく歩き方を推奨します。この歩き方にはポイントがあります。確かに前に出した脚に全体重を乗せて踵を「ドン!」とつく歩き方では膝を痛めます。そこを指摘して最近ではよくないという意見が多くなってきました。
踵からはつきますが、そこに全体重をかけるわけではなく踵からつま先まで順にスムーズにつき衝撃が1点にかからないようにします。この際、足裏の筋肉をしっかり使えます。競歩をイメージするとわかりやすいと思いますが、衝撃をかけずスムーズに踵から順に足裏をつけています。筆者も普段から踵からつく歩き方を心がけ行っていますが、一度も膝を痛めていません。