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腸は体の中でまっすぐに伸びているわけではなく、何か所かカーブをして存在しています。カーブしているところのうち、四隅にあるカーブがもっとも便が詰まりやすいところです。左右の肋骨の下と、骨盤の上あたりの4か所がとくに腸の詰まりやすいと言われています。この詰まりやすいところを腸もみによってほぐしてあげると、詰まっている便が出やすくなりますよ。腸もみの方法は非常に簡単です。右手で右の肋骨の下、左手で左の骨盤の上を手で掴んでもみほぐしていきます。1分から2分ほどしたら交代です。次は右手で右の骨盤の上、左手で左の肋骨の下をもみほぐします。腸内で便が詰まりやすいか所を重点的にもみほぐすことで、便の流れをよくできますよ。
便秘のときは腸を時計回りにマッサージするのも効果的です。両手でこぶしを作り、腸にあてながらマッサージしていきます。スタートは右の肋骨の下からです。右の肋骨の下→左の肋骨の下→左の骨盤の上→右の骨盤の上と、自分から見て時計回りになるようにマッサージしていきましょう。このように腸の流れに沿ってマッサージすることで、滞っている便を出しやすくします。
便秘気味のときは腸に刺激を与えてあげることがポイントです。刺激を与える簡単な方法は腹筋トレーニングをすることでしょう。とはいえ、中には腹筋が苦手な方もいますよね。今回は簡単に腹筋に刺激を与えられる方法をご紹介します。
1.床に仰向けになる
2.ふくらはぎが床と平行になるように膝を曲げる
3.両膝を両手で掴む
4.膝に顔を近づけるように、上体を起こしていく
5.これを1分間続ける
普通の腹筋では上体を起こせない方でも、この方法ならしっかりと腹筋に力を入れることができます。膝に顔を近づける際、腰を丸めるのではなくお腹の力だけで近づけるようにするとより効果的です。便秘のときはもちろん、日頃から毎日腹筋のトレーニングをすることで、便秘しにくい体を作ることができます。
では実際にマッサージやエクササイズの方法を紹介している動画を見ていきましょう。どこに気をつけるべきなのかポイントやコツを押さえることで、より効果を実感しやすくなりますよ。
普通の腹筋が苦手な方は、この動画で紹介しているように膝を手で抱えてする方法だとやりやすいですよ。寝る前にベッドの上で寝転がりながらでもできますので、便秘が気になる方は日課にしてみるとよいでしょう。
腸もみの方法を大腸と小腸とでわけて紹介しています。力加減や腸を揉む場所などがこの動画でわかりますよ。
腸を時計回りにマッサージする方法を紹介している動画です。オイルやクリームを使うとやりやすいそうですね。
便秘を改善できるのは食生活や便秘薬だけではありません。エクササイズやマッサージでも解消できますよ。今回ご紹介した方法は、どれも簡単に今すぐできるものばかりです。特別な道具も必要ありませんので、ぜひ今日からマッサージやエクササイズを取り入れていきましょう。